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(投稿:by 白熊もどき)
医者をやっていて 恐怖に感じて、
また気にかけているのが
「訴えられること」。
職業柄、亡くなられたり・後遺症が残ったりする方と
接することが多い。
そして、私たちに非がなくても
あいつが医療ミスしたんじゃないかとか
あいつの腕が悪いからこうなったんじゃないかと
思われる方は結構いる。
一生懸命やっていても、言われることがある。
医者をやっていれば「人殺し」と叫ばれたことが
1回や2回はみんなある。
(1回や2回どころじゃないかも)
周囲を見渡せば本当に訴えられてしまった人も結構いる世界。
先週日曜日に同僚のM先生の患者のAさんが亡くなった。
かなり状態が悪く、ご高齢の患者さん。
結構長患いで私たちから見たら
どのようにしても避けられなかった死であったが、
娘さんはあまり納得されていなかったようだ。
今朝、その話をしているところでM先生のPHSが鳴った。
話を聞いて青ざめるM先生。
PHSを切って話を聞くと
「警察から本当にAさんが亡くなったのか」
問い合わせが警察の刑事さんから来たということ。
事務は一度主治医に確認しますと電話を切ったそう。
何故そのような問い合わせをしてきたか教えてくれなかったそうだ。
刑事告訴された?
で、勿論大騒ぎ。
その場にいる人が様々な対策を考える。
・守秘義務があるから、患者さんの家族に聞かなきゃ答えちゃいけない。
・下手に答えたら、後でへんに突っ込まれるかもしれないから弁護士呼ぶまで答えちゃいけない
・今の時点でカルテの写真を撮っておこう(改ざんしたと言われたら困るから)
などなど・・・。
10分後事務から電話が入る。
「Aさんのご家族の方が逮捕されていて、身内の方のお葬式があるので行きたいと言っているけど、よく嘘をついて逃亡しようと計画されることなので、本当かどうか確認があったそうです。」と・・・。
なんだ、人騒がせな・・・。
しかし、本当に訴えられたらどのように行動しなくちゃいけないか
考えさせられた事件でしたo(^-^)o。
笑い話だから許されますけど、
ホント寿命が縮む思いだったでしょうね。
投稿情報: 風はば | 2009年4 月17日 (金) 08:11
いやいや、読んでるだけでもコッチが寿命縮む思いですよ。
誰か無くなったら先ず最初に聞くのは「ご家族は納得されてましたか?」ですからね。
警察から事故、傷害の問い合わせの電話がたまにありますが、やっぱりドッキリします。
投稿情報: doctor-d | 2009年4 月17日 (金) 12:16