(関連目次)→新型インフルエンザについても集めてみましたo(^-^)o
(投稿:by 僻地の産科医)
感染者数を見ると、そろそろもっともかとは思えますが、
ついにアメリカで死者が出た様子です!
あまり楽観視もしていられなくなってきました。
(↓追加情報、どうも関係なさそうだとのことです。)
新型インフルエンザ、感染確認8か国に
33歳と45歳。男性。
毒性とサイトカイン・ストームとは関係があるのでしょうか?
専門外の人間の素朴な質問です。
ニュースも大事なのですが、
治療歴・発病から死亡までの期間も教えて欲しいです。
香港からは重要な見解が。
> 豚インフルエンザの感染期のピークは、発病よりも前にあるとみられ、
> この場合、感染を食い止めるのはより難しい
楽観的推測で動くと、痛い目にあうかもしれません。
みなさまもお気をつけてo(^-^)o ..。*♡
一方、鳥インフルエンザ(H5N1型)もパンデミックに向けて、
着々と巻き返しを諮っています(>▽<)!!!
豚インフル感染、WHOが警戒レベル引き上げも
ロイター 2009年04月29日
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-37759320090428
米国内の豚インフル感染者は64人に=CDC
ロイター 2009年 04月 29日
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-37758720090428
コスタリカでインフル感染確認 既に退院、世界で8カ国目
47news 2009/04/29
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042901000093.html
【メキシコ市28日共同】コスタリカのアビラ保健相は28日、メキシコから帰国した女性(21)の新型インフルエンザ感染が確認されたと発表した。女性は既に退院している。メキシコ以外の中南米諸国での感染確認は初めて。スペイン通信が伝えた。
ただ検体を米疾病対策センター(CDC)に送り、最終確認するという。世界では8番目の感染国となる。女性は大学生で25日に帰国。同日、サンホセの病院に入院したが、症状が安定したため翌日退院したという。現在は医師の監督の下、自宅で隔離されているという。保健当局は同じ飛行機に乗っていたほかの92人の乗客に症状が出ていないか調べる方針。
新型インフル、米で入院患者7人 NYで数百人が症状
47news 2009/04/29
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042901000067.html
【ワシントン28日共同】米国内の新型インフルエンザの感染状況について、疾病対策センター(CDC)などは28日、入院患者が計7人に上ることを明らかにした。ニューヨーク市は、市内の生徒「数百人」が、感染が疑われる症状を訴えていると発表した。既に感染が確認されている同市クイーンズ地区の私立高校関係者とは別とされており、同校以外に感染が拡大する可能性が出てきた。
ナポリターノ国土安全保障長官は同日の記者会見で「もっと厳しい病状と、何人かの死者が出るだろう」と話し、事態が深刻化していくとの認識を示した。
米、新型インフルで初の死者か=加州検視局が死因特定へ
時事通信 2009/04/29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2009042900070
【シリコンバレー、ワシントン28日時事】米カリフォルニア州ロサンゼルス郡検視局は28日、新型インフルエンザ特有の症状で死亡した男性(33)について、死因を詳しく調べていることを明らかにした。また、別の病院で死亡した男性(45)に関しても、関連を調べているという。今回の新型インフルエンザ感染による死亡と確認されれば、メキシコ以外では初となる。
同郡検視局によると、33歳の男性は27日に搬送先の病院で死亡。45歳の男性は22日に肺炎で死亡したとされるが、病院側が検視局に死因特定を要請した。
米疾病対策センター(CDC)のリチャード・ベッサー所長代行は28日の記者会見で、同郡検視局の調査については把握していないとしながらも、「死者が出ることを十分に予期している」と述べた。
生徒数百人に疑わしい症状=新型インフル、感染拡大-NY
時事通信 2009/04/29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009042900080
【ニューヨーク28日時事】米ニューヨーク市のフリーデン保健局長は28日、学校の生徒数百人が新型インフルエンザの疑いのある症状を呈していることを明らかにした。同市はまた、2歳の男児と成人女性1人が同インフルエンザの疑いで入院中だと発表。いずれも軽症か、回復に向かっているという。
同市はこれまで、感染はクイーンズ区の私立学校に限定されていると強調していた。しかし、入院中の2人はいずれも同校とは無関係。また市内の別の2校でも生徒らが同インフルエンザとみられる症状を訴えており、うち1校は休校となった。
豚インフルエンザ、パンデミックの可能性「非常に高い」 著名微生物学者
AFP 2009年04月28日 発信地:香港/中国
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2597568/4087791
【4月28日 AFP】感染が拡大している豚インフルエンザについて、香港の著名な微生物学者が28日、鳥インフルエンザに比べ致死性は低いとみられるものの、「パンデミック(爆発的流行)の可能性も非常に高い」との見解を示した。
談話を発表したのは、香港大学の微生物学専門家、袁國勇(Yuen Kwok-yung)氏。豚インフルエンザの脅威の度合いを確定するには時期尚早としながらも「われわれが今、パンデミックの始まりにいるということは非常にありうる。近いところにはいる」と述べ、少なくとも米国で、国外から持ち込まれた感染と直接結びつかない地元での感染例が出始めているのは、そうした流行の兆しと捉えうると指摘した。また、そうした地元感染例のどれにおいても、豚との接触はなかったことから、ヒトからヒトへの感染が効率的に起こっていることが示唆されているという。
豚インフルエンザが深刻な結果を招く疾病か、軽い症状ですむものかを判断するのは早すぎると袁氏は述べ、それは「季節ごとのインフルエンザと同様で、まだ誰にも分からない。少なくとも現段階では、思ったよりも高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)ほど致死性は高くないようにみえる。比較的安心できる要素だが、楽観視はならない。次に何が起こるか予測できる者はいない」と警告した。空港などで強化されている検疫については、袁氏は今後数週間は現在の態勢を維持すべきだと主張する。また、数週間から数か月で豚インフルエンザは香港にも上陸するだろうとも警告した。
袁氏によると、SARS(Severe Acute Respiratory Syndrome、重症急性呼吸器症候群)の場合では、発病から10日後が最も激しい感染期で、患者はそれまでに隔離されていた。これに比較し、豚インフルエンザの感染期のピークは、発病よりも前にあるとみられ、この場合、感染を食い止めるのはより難しいという。
中東、アジア太平洋地域にも拡大=イスラエル、NZで確認-新型インフル
時事通信 2009/04/29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009042801230
旅行制限の必要ない=豚インフルで-欧州委員
時事通信 2009年4月28日
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009042801355
豚インフルエンザの正体は? 鳥、ヒトのウイルス要素も
AFP 2009年04月28日 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2597388/4086240
【4月28日 AFP】国際獣疫事務局(World Organisation for Animal Health、OIE、本部:パリ)は27日、メキシコを中心に拡大している豚インフルエンザについて、豚、鳥、ヒトのインフルエンザのウイルスが混合した病原体によって引き起こされたものであり、「豚インフルエンザ」という名称は正確ではない上、養豚業界にダメージを与えるとの見解を示した。
OIEは「病原体は典型的なヒトインフルエンザウイルスではないが、豚、鳥、ヒトのウイルスの特徴を併せ持っている。ウイルスは動物のみからの由来と確認されたわけではなく、今回の病気を豚インフルエンザと呼ぶのは妥当ではない」との声明を発表した。ベルナール・バラ(Bernard Vallat)OIE事務局長はAFPとのインタビューで、ウイルスは4つの異なる株が混ざり合ったものだと明言した。
うち1株は鳥に由来するもので、起源は米国。2つの株が豚由来で、起源は片方が米国、もう片方がおそらくアジアとみられ、残り1株はヒト由来で、起源は米国だという。バラ事務局長は「現在ヒトからヒトへ感染しているこのウイルスが動物由来であることを示す証拠はひとつもない」とも付け加えた。
OIEは、過去に動物由来のウイルスによりヒト間で流行したインフルエンザが「スペインかぜ」「アジアかぜ」など地域名で呼ばれていたことに触れ、今回のインフルエンザを「北米インフルエンザ」という名称で呼ぶことを提唱している。
■さまざまなウイルスを保菌する豚
豚は、豚由来のウイルスばかりか鳥、ヒト由来のウイルスをも保菌して、それぞれを混ぜ合わせる「るつぼ」のような役割を果たす動物として知られている。同じ動物に複数種のウイルスが存在する場合、ウイルスは複製を行う際にそれぞれの遺伝子を交換することができ、新しい株を生み出すとともに、新株は種の境界を越えてヒトにまで感染するようになる。ウイルスは、ヒトからヒトへ感染する間に変異を繰り返す場合があり、こうなると豚からヒトへというよりは、ヒトから豚への感染の方が可能性が高くなるという。
WHO日本語サイト
http://www.who.or.jp/indexj.html
インドネシア豚から鳥インフル、体内で変化「新型」の恐れ
読売新聞 2009年4月29日
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090429-OYT1T00073.htm
インドネシアの豚が高い確率で、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)を持っていることが、神戸大感染症センターの調査でわかった。
H5N1型は、アジアを中心に鳥から人への感染例が相次ぎ、250人以上が死亡しているウイルス。豚の体内で変化し、人から人へ感染する能力を獲得すると、今回の豚インフルエンザを上回る大きな被害を人類に及ぼす危険がある。
同大は、インドネシアの4州で402頭の豚を調査。1割を超える52頭の豚からH5N1型を検出した。豚は、鳥と人のウイルスにも感染するのが特徴。世界保健機関(WHO)は、H5N1型が豚の体内で変化するパターンを、人から人へ大流行する新型インフルエンザ出現の有力な筋書きとして警戒している。実際に、52頭の豚から検出されたH5N1型ウイルスを詳しく調べると、人への感染力を一部獲得したタイプが1株見つかった。
理化学研究所感染症研究ネットワーク支援センターの永井美之センター長は「驚くべき結果だ。新型インフルエンザが感染力を獲得する過程を見ているのかもしれない。注視する必要がある」と指摘している。
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