(関連目次)→新型インフルエンザについても集めてみましたo(^-^)o
(投稿:by 僻地の産科医)
豚インフルエンザ感染の疑い、5人追加発生! /韓国
innolife.net 2009年4月29日
http://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=2&ai_id=98144
韓国で豚インフルエンザ(SI)感染の疑いのある患者が、また発生した。疾病管理本部は「最近米国とメキシコに行ってきた9人が、せきと鼻水、発熱症状を訴え、検査した結果、この中で5人の感染が疑われて、引き続き精密調査を行っている」と明らかにした。残り4人は陰性判定を受けて、豚インフルエンザ(SI)に感染していないことが明らかになった。
これに伴い今まで、豚インフルエンザ感染の疑いを受けた人は、合計12人に増えた。この中の1人は推定患者、陰性判定は6人、疑いの患者は5人。保健当局はまた「空港と13ヶ所の検疫所などで、約9万5,000人に対して発熱監視した結果、合計38人の発熱者がいたが、疫学的関連性はなかった」と明らかにした。
疾病管理本部は、推定患者と同じ飛行機に乗って帰国した315人に対しても、症状がないか追跡調査を行っている。また発熱感知器検査をアメリカ路線だけではなく、全路線の乗客を対象に実施して、アメリカ地域から入国する乗客には個人検疫書を提出するようにした。保健当局は「1週間前にメキシコや米国に行ってきて、せきと鼻水などの症状があれば、近くの保健所に申し出て欲しい。手洗いや歯磨きなど個人衛生管理を徹底して欲しい」と伝えた。
オーストリアで感染初確認 メキシコから帰国の女性
47NEWS 2009年4月29日
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042901000674.html
【ベオグラード29日共同】オーストリア保健・家庭・青年省は29日、メキシコから帰国した女性(28)の新型インフルエンザ感染が確認されたと明らかにした。オーストリアでの感染確認は初めて。このほか2人の感染が疑われており、詳しい検査を実施中。
同省によると、女性はグアテマラを訪れた後、メキシコ市の空港で約6時間、乗り換え便を待ち、米国、ドイツを経由して帰国。帰りの飛行機内で変調を感じ、28日に検査を受けたという。女性は病院で隔離されているが快方に向かっている。同省は28日、これとは別の4人が感染の疑いがあると発表していたが陰性と判明した。
豚インフル 米で初の死者
NHK 2009年4月29日
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015702451000.html
アメリカのCDC=疾病対策センターによりますと、アメリカで豚インフルエンザの患者1人が死亡しました。メキシコ以外で豚インフルエンザの患者の死亡が確認されたのは、初めてです。
これは、CDCが日本時間の29日夜、NHKの取材に対して明らかにしたもので、死亡したのは、テキサス州の1歳11か月の子どもだということです。アメリカでは、6つの州のあわせて68人が豚インフルエンザに感染したことが確認されていましたが、死者が出たのはこれが初めてです。CDCのベッサー所長代行は日本時間の29日未明に開いた記者会見で、テキサス州などであわせて5人が入院して治療を受けていることを明らかにしたうえで、「今回の一連の感染によって死者が出ることになりそうだ」と述べ、アメリカ国内でも豚インフルエンザによる死者が出る可能性について言及し、アメリカでの感染状況がより深刻化しているという認識を示していました。
米で新型インフル初の死者 生後1歳11カ月の幼児
山陽新聞 2009年4月29日
http://www.sanyo.oni.co.jp/newsk/2009/04/29/20090429010006532.html
ロイター通信によると、米政府当局者は29日、テキサス州の1歳11カ月の幼児が新型インフルエンザで死亡したと明らかにした。米国での新型インフルエンザによる死者は初めて。
豚インフルエンザ メキシコ国外で初の死者 米・テキサス州で1歳11カ月の乳児が死亡(速報)
天漢日乗 2009-04-29
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2009/04/111-93e8.html
1病院だけで死者が63人以上 メキシコの豚インフル、深刻な事態?
J-CASTニュース 2009年4月28日
http://www.j-cast.com/2009/04/28040321.html
首都の1病院だけで死者が63人以上にも――。メキシコの病院医師という人からこんな報告があったなどと、イギリスのBBC放送がサイト記事で紹介している。ほかにも同様な証言が寄せられているほか、インフルエンザの治療薬やワクチンは、効果がないと指摘されている。事態は本当に深刻かもしれない。
BBCの英文サイトに医師が報告
BBCのサイト記事「私が働いている病院では、1日に3人から4人の患者が亡くなっています。それも、3週間以上こうした異常な状態が続いているのです」
現地時間で2009年4月27日付になるBBCの英文サイト記事「豚インフルエンザ、あなたの経験」。メキシコ国立健康研究所の呼吸器系疾患専門医というAntonio Chavezさんは、首都メキシコシティにあるこの病院での経験をこう報告した。単純に計算すると、Chavezさんの病院では、これまでに63~84人以上が亡くなったことになる。新聞各紙によると、メキシコ政府は、豚インフルによる死者を149人と発表し、WHOが警戒レベルを「フェーズ4」に引き上げる事態になっている。もし事実なら、一つの病院でその半分ほどの死者が出た計算だ。Chavezさんは、「政府の発表より死者数はもっと多いのが真実だ」としている。
さらに、BBCの記事では、メキシコシティの最も大きな病院の一つで医師をしているというYeny Gregorio Davilaさんが、「死者の公式発表は20人ですが、本当の犠牲者数は200人以上にも上ります」と報告した。記事ではよく分からないが、犠牲者数は国全体を指す発生当初のものである可能性がある。前出のChavezさんの病院と同じかも不明だが、事実とすれば、政府発表はかなり抑制された死者数になる。
このほか、メキシコの地方都市在住という投稿者は、新聞ではこの都市の死者が2人としているが、病院で働いている人たちから聞いた情報では、医者や看護師を含め19人が亡くなったとしている。BBCへの投書内容は、英デイリー・テレグラフ紙のサイト記事でも紹介されている。
病院スタッフらが次々に職場を離れている
BBCへの投書では、インフルエンザの治療薬やワクチンは、効果がないと指摘されている。メキシコ国立健康研究所の医師というChavezさんは、「抗ウイルス薬やワクチンは、多量に使ってもまったく効果が期待できない」としている。また、別の医師のDavilaさんは、政府配布のワクチンは効果がなく、勤め先の病院で働いていたインターンの2人がワクチン投与にもかかわらず6日以内に豚インフルで亡くなったという。ワクチンなどが効かない理由ははっきりしないが、違う型のインフルエンザ対応のものだった可能性はある。さらに、感染リスクへの恐怖から、病院スタッフらが次々に職場を離れているともいうのだ。Chavezさんによると、スタッフの多くが退職を選んだり、休暇を申請したりしようとしているという。
ただ、医師や看護師らは、懸命な治療を続けているようだ。Chavezさんは、「治療の甲斐なく20~30代の若い患者が次々に亡くなっており、病院の医療従事者の間で深い悲しみが広がっている」と明かす。また、Davilaさんは、「パニックを避けなければならないのは分かりますが、これ以上の死を回避するためにも本当のことを話す方がよいと思います」としている。
もっとも、メキシコシティの医師という人からは、メキシコのインフルエンザ対策はうまくいっており、近いうちに事態は収束するだろうという報告も寄せられている。なお、BBCのサイト記事は、ブログ「Rails で行こう!」でも紹介され、300件ほどのはてなブックマークが付くほど関心を集めている。
メキシコ、死者159人に=韓国で5人感染か-NYは生徒数百人も・新型インフル
時事通信 2009年4月29日
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009042900395
【ソウル、サンパウロ29日時事】メキシコ政府は29日までに、豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザに感染した疑いのある死者が、同国内で159人に達したことを明らかにした。新たにドイツとコスタリカで患者が確認され、これまでに感染者が出たのは9カ国になった。さらに、韓国で5人が感染の疑いがあるとして検査を受けるなど、感染の拡大は依然続いている。
28日に記者会見したメキシコのコルドバ保健相によると、同国で重度の肺炎を起こし感染が疑われた2498人のうち、今も1311人が入院中。ただ、死者のうち感染が確認されたのは7人だとし、これまでの20人から修正した。
一方、韓国保健福祉家族省は29日、メキシコから帰国後に自覚症状を訴えた9人を検査した結果、5人に感染の疑いがあると発表した。同国では、これとは別に女性1人が感染の可能性が高い「推定患者」とされており、この女性とメキシコで行動を共にしていた人物が帰国するのに備え、検疫などの態勢を強化している。
また、米疾病対策センター(CDC)などによると、28日までにカリフォルニア、カンザス、オハイオ、テキサス、インディアナの各州とニューヨーク市で計65人の感染が確認された。同市では、学校の生徒数百人が新型インフルエンザが疑われる症状を呈しているほか、2歳の男児と成人女性1人が感染の疑いで入院中という。
新型インフル:メキシコ、手薄な検査体制 国民は疑心暗鬼
毎日新聞 2009年4月29日
http://mainichi.jp/select/science/swineinfluenza/news/20090429k0000m030133000c.html?link_id=RAH03
【メキシコ市・庭田学】新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染が広がるメキシコで、ウイルス感染検査がこれまで1日15検体しかできていなかったことがわかった。同国政府は28日、200検体に検査能力を強化するが、重い肺炎だけでも1995例あり、軽症例も入れれば実態把握は困難を極める。また、政府の情報公開は不十分で、国民の間には「政府は何か隠している」との疑心暗鬼が広がる。メキシコでは、これまで設備などの制約から、自前では少数の検体しか検査できず、米、カナダの支援で検査能力を引き上げた。最初の症例が確認されたとされる2日から約4週間後の態勢強化だ。
コルドバ保健相は、感染者数は「数週間で明らかになるだろう」と語るが、重症者よりけた違いに多いと予想される軽症者まで政府は把握していない。また、患者家族への聞き取り調査や治療薬提供について保健相は「人員が十分でなく、すべて対応できていない」と打ち明ける。AP通信によると、メキシコ市から約65キロ離れた村で2週間前に男性(39)が新型インフルエンザで死亡した。しかし、当局は遺族にも近所にも調査に来ない。男性の妻は26日、AP通信の取材で初めて、夫が新型インフルエンザで死亡したことを知ったという。
メキシコはラテンアメリカの大国だが貧富の差は極めて大きい。貧困層は病院に行けず、病院側も予算不足で機材の老朽化や医薬品の欠乏に苦しむ。一方、政府は、いまだに最初の発症例や感染の全体像をつかめていない。保健相はこれまで4月13日に発症が確認された女性が最初に把握できたケースとしてきたが、27日の会見で、4月2日に4歳男児の感染を確認していたことを明かした。
政府の対応が遅いとの記者の批判に保健相は「世界初のケースだからだ」と、問題ないとの見解を示した。情報提供も混乱している。メキシコ市長が独自に市内の新たな死者数を発表。政府発表と食い違いが起こった。また、保健相が記者会見を開かず、地元テレビ1社に患者・死者数を明らかにするケースが続いている。
政府は豚インフルエンザによる死者は20人とするが、死亡日や性別、年齢、職業、感染状況などを明らかにしていない。「政府は隠している」とのうわさも市民に流れている。しかし、エスピノサ外相は、世界保健機関が国境閉鎖しないよう勧告したことを「メキシコ政府の対策が適切であるというメッセージ」と述べるなど、国際社会の常識とかけ離れた自信も見せる。
◇「新型インフルエンザ」とは
動物のインフルエンザウイルスが人に感染し、人の体内で増殖できるように変化した後、人から人へと効率よく感染するようになった新しいウイルスによって発症する。現在、流行しているインフルエンザとは異なり、人類のほとんどが免疫を持たないため、簡単に感染しやすく、世界的大流行につながる恐れがある。
重症患者の発生率は、人に対するウイルスの毒性によって異なる。今回は豚インフルエンザウイルスによる感染が広がり、世界保健機関(WHO)が世界的大流行に備える警戒レベルを引き上げた。想定されていた鳥インフルエンザから変異したものとは異なるが、政府は新型インフルエンザ発生を宣言した。
厚労省、新型インフル検疫で新基準
TBS News 2009年4月29日
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4120670.html
感染終息後、今秋に再度発生も~米政府
日テレNEWS24 2009年4月29日
http://www.ntv.co.jp/news/134168.html
各国に感染者が広がっている新型インフルエンザについて、アメリカ政府は28日、過去のインフルエンザの事例を検証した上で、今回の感染がいったん終息しても、今秋に再び起こる可能性があると指摘した。
また、「このまま感染が広がれば、アメリカ国内で死者が出てもおかしくない」との認識を示している。
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