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(投稿:by 僻地の産科医)
速報です。
裁判所に行っているお友達から、連絡が入りました!!
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佐藤先生側の主張が全て認められました。
原審では死因はフィルター閉塞とされましたが、
今回は大静脈カニューレの位置によるものと認定されました。
高裁まで戦った甲斐があったというものです。
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長い長い8年間でした。
今日の佐藤先生のブログ、是非読んでみてください。
涙が出てきます。
「目に見える権力」への怒りと「目に見えない権力」の恐怖の8年間と正義感のある方々への感謝
紫色の顔の友達を助けたい 2009年3月27日 (金)
http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-e422.html
お父さまへのお墓参りを無事にされますよう。
ニュース見つけたら上げていきます。
今日、応援に行ってくださったうろうろ先生からです(>▽<)!!!
東京女子医科大学事件、高裁判決文です。
うろうろドクター 2009/3/27
http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/28624180.html
東京女子医大小6女児死亡事故 1審で無罪だった医師に2審も無罪判決 東京高裁
FNN 2009/3/27
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00151959.html
東京女子医大で2001年に起きた小6女児死亡事故で、業務上過失致死の罪に問われ、1審で無罪だった医師に対して、東京高等裁判所も無罪判決を言い渡した。
無罪判決を受けた医師・佐藤一樹被告(45)は、この事件で、人工心肺装置の操作を誤ったとして起訴された。27日の判決で、東京高裁は、別の医師が静脈に挿入した管の位置が悪かったことが事故につながったとの判断を示し、佐藤被告に1審判決と同じ無罪を言い渡した。
東京女子医大手術事故:元助手、2審も無罪
毎日新聞 2009年03月27日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090328k0000m040087000c.html
01年に東京女子医大病院(東京都新宿区)で心臓手術を受けた平柳明香(あきか)さん(当時12歳)が死亡した事故を巡り、業務上過失致死罪に問われた医師、佐藤一樹被告(45)の控訴審判決で、東京高裁(中山隆夫裁判長)は27日、1審の無罪判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。
佐藤医師は、助手として立ち会った平柳さんの手術で人工心肺装置の操作を誤って重度の脳障害を生じさせ、死亡させたとして起訴された。1審・東京地裁は「被告が装置の危険な構造に気付かなかったことを責めるのは酷」と予見可能性を否定し、無罪を言い渡した。控訴審判決は「執刀医が装置の管を挿入した位置が悪かったことが原因で脳障害が生じた可能性が高く、被告の装置操作と死亡との因果関係はない」と判断、別の医師のミスが死亡につながったとの見方を示した。
判決言い渡し後、中山裁判長は佐藤医師に対し「明香さんの死を正面から受け止め、冥福(めいふく)を祈ってほしい。このような悲劇が二度と起こらないよう努めてください」と諭した。事故を巡っては、手術チームリーダー(53)が隠ぺい目的で診療記録を改ざんしたとして証拠隠滅罪に問われ、執行猶予付き有罪判決が確定している。
佐藤医師は判決後に会見し「主張してきたことが100%認められた」と語り、喜田村洋一弁護士は「検察は原因究明をきちんとしないまま誤った起訴をした」と批判した。一方、平柳さんの父、利明さん(58)は「カルテの改ざんなどで、客観的事実が分からないまま出された判決。聞いていてもむなしかった」と落胆した。
◇認められず遺憾
渡辺恵一・東京高検次席検事の話 主張が認められず遺憾。判決内容を精査して、今後の対応を決めたい。
東京女子医大の女児死亡事故、担当医二審も無罪 東京高裁判決
日本経済新聞 2009年03月27日
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090327AT1G2702E27032009.html
東京女子医大病院(東京・新宿)で2001年、心臓手術を受けた小学6年の平柳明香さん(当時12)が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた同病院元助手で担当医、佐藤一樹被告(45)の控訴審判決公判が27日、東京高裁で開かれた。中山隆夫裁判長は「人工心肺装置の操作が死亡の原因とは認められない」と述べ、無罪とした一審判決を支持、検察側控訴を棄却した。控訴審の主な争点は平柳さんの死因や、人工心肺装置の操作を担当していた佐藤医師の予見可能性の有無。判決は死因について「手術中に人工心肺装置に血液が十分に流れなくなり、脳内がうっ血し、重篤な脳障害になった」と認定した。
人工心肺担当医、二審も無罪=東京女子医大の女児死亡事故-東京高裁
時事通信 2009年03月27日
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2009032700567&j1
東京女子医大病院(東京都新宿区)で2001年、心臓手術を受けた小学6年平柳明香さん=当時(12)=が死亡した事故で、人工心肺装置を担当し、業務上過失致死罪に問われた元同病院医師佐藤一樹被告(45)の控訴審判決が27日、東京高裁であり、中山隆夫裁判長は一審無罪判決を支持し、検察側控訴を棄却した。
中山裁判長は、「手術中に明香さんの体から人工心肺装置に血液が十分に流れなくなり、頭部がうっ血して脳障害になった」と認定。瞳孔の散大が起きた時期などから、弁護側の主張通り、執刀医側が血流を確保する管を静脈に挿入した位置が悪かった可能性が高いとし、装置の操作をした佐藤被告の責任を否定した。
その上で、仮に装置側の問題とした場合、佐藤被告に脳障害が起きることを予見できたかも検討。一審同様に予見可能性はなかったとした。
検察側は、佐藤被告が長時間装置を動かすなど異例の操作をしたため、装置のガスフィルターが目詰まりして、血液が頭部に逆流したなどと主張していた。
東京女子医大事故
時事通信 2009年03月27日
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2009032700718
2001年3月、群馬県高崎市の小学6年平柳明香さんが東京女子医大病院で心臓手術を受けた3日後、脳障害で死亡した。人工心肺装置を担当していた佐藤一樹医師は遺族の告訴を受け、翌年6月に逮捕された。手術チームの責任者(53)は事故を隠ぺいするために看護記録を改ざんした証拠隠滅罪で有罪が確定。厚生労働省から医師業務停止の行政処分を受けるなどした。
東京女子医大女児死亡 担当医に二審も無罪
日テレNEWS24 2009/3/27
http://www.ntv.co.jp/news/131901.html
01年に東京女子医大で心臓手術を受けた女児が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた医師・佐藤一樹被告(45)の控訴審判決が27日、東京高裁であり、一審と同じ無罪が言い渡された。
佐藤被告は、01年に東京女子医大で行われた群馬県の平柳明香さん(当時12)の手術中、人工心肺装置の操作を誤り、平柳さんを死亡させたとして業務上過失致死罪に問われていた。東京高裁は「死亡との間に因果関係はない」として、佐藤被告に一審と同じ無罪を言い渡した。判決後、佐藤被告は「私が主張してきたことがほぼ100%認められた判決だと思う」と話した。
一方、平柳さんの父親・利明さんは「医療過誤というものを刑事事件で立件し、立証するというのは非常に難しいことだと、今日の判決であらためてわかりました」と話し、原因究明が速やかに進む体制が作られるよう訴えた。
別の医師のミスが原因
徳島新聞 2009/3/27
http://www.topics.or.jp/worldNews/worldFlash/2009/03/2009032701000622.html
東京女子医大病院での手術事故死の東京高裁判決は、同じ医療チームの別の医師のミスが原因と判断。
東京女子医大少女死亡、2審も無罪
TBS News 2009/3/27
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4092811.html
8年前、東京女子医大病院で、心臓手術を受けた少女が死亡した事故の控訴審で、東京高裁は業務上過失致死の罪に問われ、1審で無罪判決を受けた医師に対して、再び無罪を言い渡しました。
この事故は2001年3月、東京女子医大病院で、心臓手術を受けた当時12歳の平柳明香さんが人工心肺装置のトラブルで死亡したとして、装置を担当した医師の佐藤一樹被告が業務上過失致死の罪に問われたものです。1審の東京地裁は無罪判決を言い渡し、検察側が控訴していました。
27日の判決で、東京高裁は「装置のトラブルで死亡したと認めるには、なお合理的な疑いが残り、死亡との因果関係はない」として、検察側の控訴を退け佐藤被告に1審と同じく無罪の判決を言い渡しました。
東京女子医大病院の事故、医師は2審も無罪
読売新聞 2009/3/27
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090327-OYT1T00726.htm
東京女子医大病院(東京都新宿区)で2001年、心臓手術中に人工心肺装置の操作を誤り、平柳明香さん(当時12歳)を死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた同病院元循環器小児外科助手・佐藤一樹被告(45)の控訴審判決が27日、東京高裁であった。中山隆夫裁判長は、「被害者の死亡は、検察官が主張した人工心肺装置の操作が原因とは認められない」と述べ、無罪とした1審・東京地裁判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。
佐藤被告は01年3月、明香さんの手術の際、同装置の吸引ポンプを高回転にした過失により回路のフィルターを水蒸気で詰まらせ、血液がうまく抜き取れない「脱血不能」状態を招き、脳障害で明香さんを死亡させたとして、起訴された。
この事故では、カルテを改ざんした同病院元循環器小児外科講師(53)が証拠隠滅罪に問われ、04年3月に懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受け、翌4月に確定している。
女児死亡で2審も医師無罪 東京女子医大の心臓手術
47NEWS 2009/3/27
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009032701000548.html
東京女子医大病院(東京都新宿区)で2001年、心臓手術中に人工心肺装置の操作を誤り、群馬県高崎市の小学6年生、平柳明香さん=当時(12)=を死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた医師佐藤一樹被告(45)の控訴審判決で、東京高裁は27日、1審東京地裁に続き無罪(求刑禁固1年6月)を言い渡した。検察側の控訴を棄却した。
中山隆夫裁判長は死亡原因について、人工心肺装置のフィルターの目詰まりとした1審判決の結論を否定。「静脈から血液を抜き人工心肺へ送り出す管の挿入位置が悪かったため、血液の循環悪化が長時間続き、脳障害を起こした。被告による心肺装置の操作が原因ではない」と、同じ医療チームを組んでいた別の医師のミスが事故につながったとの判断を示した。2005年11月の1審判決は「病院内でフィルターが詰まる危険性を認識していた医療関係者はおらず、危険性を予見できたとは認め難い」と指摘していた。佐藤被告は01年3月の心臓手術の際、人工心肺装置のポンプを不適切に操作、平柳さんを脳障害で死亡させたとして逮捕、起訴された。【共同通信】
人工心肺担当医、二審も無罪 東京女子医大女児死亡事故
朝日新聞 2009年03月27日
http://www.asahi.com/national/update/0327/TKY200903270267.html
東京女子医科大病院(東京都新宿区)で01年3月、心臓手術を受けた小学6年平柳明香(あきか)さん(当時12)=群馬県高崎市=が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた元同病院医師佐藤一樹被告(45)に対して控訴審の東京高裁は27日、一審に続いて無罪判決を言い渡した。平柳さんの手術では人工心肺が使われ、佐藤医師が操作を担当していた。しかし手術中に人工心肺の循環回路に血液を引き込むことができなくなり、平柳さんは重い脳障害を負った。
判決は、死因について、脱血管の位置不良などにより、送血が続けられているのに相当な時間にわたって脱血がうまくいかず、頭部に血がたまった可能性が高い、と指摘。「佐藤被告による人工心肺装置の操作に起因するとは認められない」と検察側の主張を退けた。
人工心肺誤操作の元東京女子医大医師、2審も無罪
MSN産経ニュース 2009年03月27日
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090327/trl0903271507009-n1.htm
東京女子医大病院(東京都新宿区)で平成13年、心臓手術中に人工心肺装置の操作を誤り、小学6年の平柳明香さん=当時(12)=を死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた元同病院医師、佐藤一樹被告(45)の控訴審判決公判が27日、東京高裁で開かれた。中山隆夫裁判長は、無罪とした1審・東京地裁を支持、検察側の控訴を棄却した。17年11月の1審判決は、人工心肺装置のフィルターの目詰まりから血液の循環が悪化、女児が重い脳障害となり、死亡したと認めた上で「危険性を予見できなかった」と判断。被告の過失を否定した。
フィルターの目詰まりをめぐり、控訴審で検察側は「装置を適切に操作しないことが患者の死亡につながることは予見できた」として、1審の事実誤認を主張。「十分な配慮をして操作していれば事故を避けられた」と、1審判決の破棄を求めた。弁護側は「当時の医学水準として、フィルターが水滴などで詰まる可能性を予見できなかった」と改めて無罪を主張した。
佐藤被告は13年3月、人工心肺装置を不適切に操作し、脳障害で死亡させたとして14年6月に逮捕され、翌月、起訴された。
女児死亡で元医師、二審も無罪=東京女子医大の医療事故-東京高裁
時事通信 2009年03月27日
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009032700567
東京女子医大病院(東京都新宿区)で2001年、心臓手術を受けた小学6年平柳明香さん=当時(12)=が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた元同病院医師佐藤一樹被告(45)の控訴審判決が27日、東京高裁であり、中山隆夫裁判長は一審無罪判決を支持し、検察側控訴を棄却した。
東京女子医大・手術事故:心臓手術、女児の死因が焦点に 元助手、きょう2審判決
毎日新聞 2009年03月27日
http://mainichi.jp/select/science/news/20090327ddm012040067000c.html
01年に東京女子医大病院(東京都新宿区)で心臓手術を受けた平柳明香(あきか)さん(当時12歳)が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた同病院元助手、佐藤一樹被告(45)の控訴審判決が27日、東京高裁(中山隆夫裁判長)で言い渡される。1審・東京地裁判決(05年11月)は「人工心肺装置に欠陥があり、死亡を予見できなかった」と無罪を言い渡し、検察側が控訴している。
控訴審の主な争点は
(1)平柳さんの死因
(2)被告の予見可能性
--の二つ。死因について検察側は「被告の人工心肺装置の操作ミス」と主張するのに対し、弁護側は「別の執刀医が装置の管を挿入した位置が悪かった」と反論している。1審は死因を明確に認定しておらず、高裁が決着を付けるかが焦点の一つ。
手術チームリーダーの元講師(53)が隠ぺい目的で診療記録を改ざんしたとして証拠隠滅罪に問われ執行猶予付き有罪判決が確定している。平柳さんの父利明さん(58)は「病院の対応はあまりに不誠実で、私たちの傷が癒えることはない」と話している。
検察に洗脳されてしまったとおぼしき御遺族の談話が悲しい・・・
投稿情報: ベース医者 | 2009年3 月28日 (土) 15:02