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(投稿:by 僻地の産科医)
そうだよねo(^-^)o ..。*♡
それが普通の反応ですよね。
もちろん医療界でも同じことが起こっています。
女医さんは家庭に入りますし、
勤務医は逃げ出します。
当たり前です。
刑事罰のあり方を、
業務上過失致死罪のあり方を、
そろそろ見直すべきときじゃないでしょうか?
すべてが機能不全に陥ってしまいます。
有罪ショック?管制官志望者が急減 ピーク時の6割弱
朝日新聞 2009.3.3
http://www.asahi.com/national/update/0302/TKY200903020293.html
管制官を目指す学生が今年度、急減した。養成機関「航空保安大学校」の管制官コースへの応募者はピーク時の6割弱で、過去10年間で最低。同校が東京から移転したことや、ニアミス事故で管制官に有罪判決が出たことが影響したと関係者はみている。
1959年に開設された航空保安大学校は毎夏、航空管制官や運航情報官などを公募している。管制官は空の交通整理の専門職の国家公務員で、2次元のレーダー画面から3次元の空域をつかむ特殊な能力が要求される。合格は毎年数十人の狭き門だ。ところが、昨夏の応募者数は1207人と前年の8割しかなく、最近のピークだった03年度の2140人の6割弱に落ち込んだ。
大学校側は、公務員離れなどとともに、同校が昨春、羽田空港近くから、大阪府南部の関西空港対岸に移転した影響をあげる。大半の学生が付属の寮で生活するため「大阪からも遠くなり、敬遠されたのではないか」とみる。
加えて影響したとみられているのが、静岡県焼津市付近上空の日航機同士のニアミス事故で東京高裁が昨年4月、管制官2人=最高裁に上告中=に出した有罪判決だ。便名を言い間違えて業務上過失傷害罪に問われた2人に一審・東京地裁は複数の要因があったとして無罪としたが、高裁は「危険な指示」と認定し、執行猶予付きの禁固刑を言い渡した。「ちょうど募集前に出て、受験生が敬遠した可能性がある」と、国土交通省の担当者は話す。
ノンフィクション作家の柳田邦男さんは、福島県立大野病院で帝王切開手術の際に女性が死亡した事故で医師が逮捕され、産科医不足に影響したとされる現象を引き合いに、「個人の責任を追及する判決が将来を担う希望者をも敬遠させているのではないか」と指摘している。この医師はその後、無罪が確定している。
2010年には羽田空港の4本目の滑走路が完成し、管制官の増員が急がれている。団塊世代の大量退職も進むだけに、関係者は危機感を募らせる。大学校は来年度に向けて大学を回ってPRしている。さらに、現役管制官を登場させた募集ポスターを、空港ターミナルビルなど目につきやすいところに掲示し、募集強化にも乗り出す予定だ。
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