(関連目次)→法規制が必要かもしれない医療問題 目次
(投稿:by 僻地の産科医)
WHOの勧告(予定)を受けての動きと思われますo(^-^)o ..。*♡
でも本丸は脳死問題だと思うのですけれど。
病気腎移植の再開を検討、徳洲会グループ…臨床研究として
読売新聞 2009年2月11日
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090211-OYT1T00310.htm
宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)が、がん患者らから摘出した腎臓を別の患者に移植していた問題で、徳洲会グループが病気腎移植の再開に向けて検討していることが、10日分かった。先月下旬には、グループの共同倫理委員会を開催、同病院のほかに、東京西徳洲会病院(東京都昭島市)で臨床研究として行う計画だという。宇和島徳洲会病院は、病気腎移植が問題化した2006年以降、実施を自粛してきたが、今年中にも再開される可能性が出てきた。
厚生労働省は07年7月、臓器移植法の運用指針を改正し、病気腎移植を原則禁止。ただし、医療機関の倫理委員会が安全面や患者の同意などを審査し認めた場合には、臨床研究として実施することができる。
臓器移植可否判断の演習実施
新潟日報 2009年2月11日
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=157200
県内の病院で、病院職員に対する臓器移植の普及啓発や移植希望者らへの説明を担う院内コーディネーターの研修会(県主催)が10日、新潟市中央区で開かれた。8病院のコーディネーター約20人が参加。病院に重篤な急患が運び込まれたとの想定で、死後腎臓提供が可能かどうかを判断する演習を初めて実施した。院内コーディネーター制度は、臓器移植環境を整備しようと県が2001年度から導入。08年度は13病院53人の医師や看護師らに委嘱している。
参加したコーディネーターの多くは普段、移植の実務には携わっていない。今回の演習はスキルの向上というよりも「職員の啓発」(秋山政人・県臓器移植コーディネーター)の意味合いが強い。
事故や病気のため集中治療室に運び込まれたとの想定で、死後腎臓を摘出し移植できるかをどうかを3症例で検討した。参加者は尿量などの臨床データや既往歴、本人・家族の意思などから判定を下し、判断理由について批評し合った。
秋山氏は「外国での移植が規制され、国内での臓器移植の増加は必至」とした上で「救急医療のシステムに組み入れ一般化するためにも、職員の意識改革がまず必要」と演習の意義を話していた。
コメント