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(投稿:by 僻地の産科医)
私、やっぱり舛添大臣のファンです(>▽<)!!!
ぶれない、軸がしっかりしていらっしゃいます。
【他のニュースから】
「反省の上に立ち、成果出す」 <首相発言で舛添厚労相>
Japan Medicine mail 2008/11/25
舛添要一厚生労働相は21日の衆院厚生労働委員会で、麻生太郎首相が「医師は社会的常識がかなり欠落している人が多い」などと発言したことに対して、「昨日来、公の場で苦言を呈している」とした上で、「総理自身、この発言に対して撤回し謝罪をした。医師不足をはじめ問題が山積しているので、反省の上に立ってきちんと仕事をして良い成果を出す」と述べた。柚木道義氏(民主)と高橋千鶴子氏(共産)の質問に答えた。
麻生首相,二階大臣の失言と対照的な
舛添厚労大臣の認識
篠原 伸治郎
MTpro 記事 2008年11月21日掲載
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/0811/081126.html
―的外れな批判ではなく,現実に実績として国民に安心を与えることが必要
医療問題を扱う一般報道が,背景にある要因にも触れるようになるなど改善が見られ,またそれに伴い国民の意識も変化してきている。そのようななか,11月10日の二階俊博経済産業大臣の失言(都内でおきた脳内出血の妊婦の救急搬送受け入れ不能問題について「医者のモラルの問題」と発言)に続き,11月19日の全国知事会議で地方の医師不足問題に見解を求められた麻生太郎首相の発言は驚くべきものだった。
「減らせ,減らせ,多すぎると言ったのはどなたでしたか。(医師不足が)これだけ激しくなってくれば,責任はお宅ら(医師)の話ではないですか」。
過去の経緯の批判あるいはその仕方の是非はさておき,国政の長である以上,現状の認識を示し国民・患者の立場に立って,改善策あるいは少なくとも前向きに取り組む意志・姿勢を表明すべきだったのではないだろうか。
同日,首相の釈明があったが,“医師の社会常識欠落発言”の部分に対するものにとどまり,医師不足問題への認識を改める発言は聞こえてこなかった。
そのようななか,医療従事者たちからは首相の見識を疑う声が上がっており,日本医師会会長の唐澤祥人氏は首相官邸で,11月20日に麻生首相宛ての抗議文を手渡した。首相からは「言葉の使い方が不適切であった」と陳謝があった。
「皆さんのお力を借りて,国民の安心を挽回したい」
同じ20日,厚労省の「第2回周産期医療と救急医療の確保と連携に関する懇談会」に出席した舛添要一厚生労働大臣の,次回に向けた挨拶は,麻生首相の失言とは対照的なものだったので以下に紹介する。
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「本日のテーマである周産期医療の改善に向け,安心と希望の確保ビジョンを掲げ,介護の問題でも同様の検討を行っています。
厚生労働省次官経験者に不幸な事件が続いて起こりました。私も全力を尽くしますし,皆さんが一生懸命よい提案をしてくださることで,こういう暗い風潮を払いのけ,国民に安心を与える道につながります。それから,二階経済産業大臣に続き麻生総理と,私からみると好ましくない発言がございました。
前者については謝罪し撤回を国会で行っています。後者については,私は閣内にある身ですが,たとえ総理に対してでも,苦言を呈すべきものは呈するという姿勢です。
現実に実績として国民に安心を与えるようにならないといけません。現場の医療従事者がどれだけ苦労しているかというのは,私も理解しており,できるだけ現場に行きたいと思っています。わが省をあげてこの問題について頑張って取り組んでゆきたい。
他の政治家の発言を私が代わって謝罪するわけにはまいりませんが,(医師の)皆さんがたには大変不愉快な思いをさせたことをお詫びするとともに,(出席者の)皆さんのお力を借りし,国民のためになるよい仕事をして,本日の問題を検討し,失われている安心を挽回したいと思っていますので,よろしくお願いします」
同懇談会の出席者に対する挨拶ではあったが,同時に全国の医療従事者と患者,国民に向けたものであったと感じられた。
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