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(投稿:by 僻地の産科医)
本日の医療ニュースですo(^-^)o!!!
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2病院が輪番撤退 姫路市の夜間・休日救急
神戸新聞 2008年8月24日
http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0001536931.shtml
姫路市の夜間・休日の救急医療を支える「後送輪番制度」について、内科、外科の計二病院が十月から医師不足を理由に撤退していたことが二十三日、分かった。うち一病院は「救急指定病院」の看板も下ろしており、関係者は「残りの病院の負担が重くなる」と懸念している。
同制度は、市休日・夜間急病センター(西今宿)に開業医が交代で詰めて外来の急患を診察。入院が必要と判断すれば、空きベッドと当直医を確保している輪番の病院が受け入れる仕組み。市は一診療科当たり最大一日六万二千円の待機料を支払っている。ピーク時には内科十四院、外科十六院が参加して効果的に機能していたが、最近は医師不足で病院数が激減。今年四月からは外科が四院、内科が五院の体制だったが、二病院が撤退した十月以降は外科が二院、内科は四院になった。二病院のうち、市内中心部にある病院は、輪番撤退と同時に、県知事に指定を受けていた「救急告示医療機関(救急指定病院)」の指定を取り下げ、時間外の急患受け入れを休止したという。
現在も六つの総合病院による重症者用の輪番は維持されているが、市消防局の浅見正主幹は「これまで二病院は軽症者を積極的に受け入れてくれていた。その分の負担が総合病院に回れば、重症者に対処できない場面が起こりうる」と懸念する。市医師会の清水一太理事は「輪番病院に勤務することは医師の負荷が大きく、大学病院が医師を派遣しようとしない。何とか医師の確保に努めたいが、難しい」と説明している。
武雄市民病院:民間移譲 内科医が退職願、常勤医師は7人体制 /佐賀
毎日新聞 2008年10月24日
http://mainichi.jp/area/saga/news/20081024ddlk41040292000c.html
武雄市は23日、市民病院の吉川敦内科医長(37)から10月31日付で提出された退職願を、22日に受理したことを明らかにした。吉川医長の退職で同病院は内科医が1人となり、同病院の常勤医師は7人となる。
同病院は現在、10年2月の移譲を予定している医療法人財団池友会(北九州市)から医師派遣を受けて診療にあたっているが、退職で欠員が出たことで、今後さらに医師派遣が受けられるかどうかを検討する予定。退職願が出されたのは、今月20日。理由は「一身上の都合」とされており、他の病院に転職する予定という。
同病院の常勤医師は04年には16人いたが、退職などが相次ぎ、一時、救急搬送の受け入れと平日午後の外来診療を休止した経緯がある。その後、池友会からの医師派遣を受けて8月11日から救急医療を再開した。今回の退職は救急医療に「影響ない」としている。同病院は6億円以上の累積赤字を抱えている。
公立病院も競争時代 銚子市立休止 市長リコールへ/市議ら「公設民営」研究会
MSN産経ニュース 2008年8月24日
(1)http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/081024/chb0810240800007-n1.htm
(2)http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/081024/chb0810240800007-n2.htm
経営難と医師不足から9月で診療を休止した千葉県の銚子市立総合病院をめぐり、「休止は市長の公約違反だ」として、岡野俊昭市長のリコール(解職請求)を求める市民らが23日夜、市内で決起集会を開いた。一方、市長が掲げた「公設民営」による早期再開を支持する市議らも研究活動を開始し、市を二分する論争に。各地の自治体病院で経営形態を問い直す動きもあり、公立病院は「改革」のときを迎えている。
決起集会は市議7人を含む市民有志でつくる「『何とかしよう銚子市政』市民の会」(茂木薫代表)が開催。会場の市民ら約350人に、署名を集める「受任者」になるよう訴えた。茂木代表は「市民を無視する形で突然休止した市長への不信任を問いたい」と運動の理由を説明する。これに対し、市議有志の16人は市が目指す公設民営での再開に向け、「都市経営政策研究会」(岩井文男代表)を10日に発足させた。市議の1人は「民間病院などへの患者受け入れは順調。“医療難民”があふれたといった声は聞かない」とする。
現在、休止した病院内では民間の精神科診療所が開設され、夜間は市医師会が小児急病診療所を設けて民間病院で対応し切れない面を暫定的にカバーしている。市は公設民営を目指し、診療科目、病床数などの方向性について有識者6人による検討委員会で検討しており、その報告を受け、受け皿となる医療機関を公募する予定だ。岡野市長はリコール運動に対し「反対運動ばかりでは将来にプラスにならない。早期再開にむけ、市民の協力が必要だ」と話す。
■経営改善目指し
休止の一因となった医師不足は、新人医師が基本的に自由に研修先を選べるようになった「新医師臨床研修制度」の導入で、各地で医師の偏在化が進行する実態が背景にある。銚子市立総合病院も平成16年4月の制度導入時に35人いた常勤医は19年4月に22人、今年4月に13人と激減した。
一方、公立病院ながら経営が黒字の病院もある。銚子市のお隣りの旭市が運営する「国保旭中央病院」は開設以来55年間も黒字だ。その違いは、病床利用率が銚子(276床)の68%に対し、旭(956床)は95%、経営状況を示す医業収益比率も旭が上回っている。
研修医も、銚子は日大医学部に依存してきたが、旭は、一つの大学病院ではなく早期から広く受け入れており、現在も常勤医約250人を確保している。ただ、黒字の旭中央病院も、市長が設けた検討委が「公設民営が望ましい」と結論づけ、経営形態の見直しを迫られている。
総務省が昨年末、「公立病院改革ガイドライン」を定め、20年度中に改革プラン策定を各自治体に求めているためだ。検討委員で千葉商科大の松山幸弘教授は「公立病院も地域間競争の時代に入り、民間の効率的な発想が必要だ」とその理由を説明している。
■深刻地方医療…各自治体で医師不足
首都圏の各自治体でも公立病院は医師不足などに悩まされている。
埼玉県東松山市の市立市民病院(166床)は昨年12月から、夜間休日の救急診療を休止している。医師不足で救急患者の受け入れが厳しくなったためだ。新医師臨床研修制度の影響は大きく、制度導入前の15年4月に31人いた常勤の医師が現在は13人に。救急診療再開のめどはたっていないという。
静岡県東部の富士市立中央病院は今年度末で産婦人科医4人全員の派遣を打ち切ると派遣元の大学から通告された。このため、昨年は約650件の分娩(ぶんべん)を扱っていたが、新規受け入れを中止している。
東京都日野市の市立病院は今年7月、小児科医不足で出産の取り扱いを休止した。出産は複数の産婦人科医、小児科医らのチームで行っていたためだ。出産予定の妊婦約220人は他の病院に受け入れてもらった。
こうした厳しい状況に対応するため、神奈川県では6カ所の県立病院を運営する県病院事業庁が、22年度に経営自由度の高い「一般地方独立行政法人」化する計画を進めている。直近3年間は経常黒字が続いているものの、老朽化した医療機器の更新や、サービス高度化に伴う設備投資に迫られていることや、看護師などの人材確保を、独法化によって臨機応変に行いたいためだ。
人口あたりの地域の医師数が全国平均の半数しかない静岡県掛川市と袋井市では昨年末、両市の公立病院の統合を目指して「新病院建設協議会」を設置した。統合で機能を拡大し、就職先としての魅力を向上させ、県内外の医師にアピールする。県医療室は「新病院には地域の中核病院としての役割を担ってほしい」と期待している。
舞鶴市民病院長の着任遅れ認める 斎藤市長「待っていただきたい」
京都新聞 2008年10月24日
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008102400167&genre=A2&area=K00
京都府舞鶴市の斎藤彰市長は24日の定例記者会見で、舞鶴市民病院長が空席になっている問題に触れ「不本意な現状だが、来てくれると思っているので、待っていただきたい」と着任の遅れを認めた。市は9月、京都第一赤十字病院の藤本荘太郎副院長が12月から市民病院長(常勤)に就任すると発表。10月1日からは非常勤として登院するとしていた。辞令は未交付。 斎藤市長は「府にお願いし、府立医大とも就任について合意したが、合意内容に対するこちらの見解が間違っていたのかもしれない。確認をとって対応したい」と話した。
市と医師会、平行線-生駒新病院
奈良新聞 2008年10月24日
http://www.nara-np.co.jp/n_soc/081024/soc081024a.shtml
生駒市の新病院開設をめぐる市と地元医師会などとの協議会が23日、市内の生駒メディカルセンターであり、医師会側は現在の計画をいったん白紙に戻すことを求める文書を提出した。これに対し、協議に出席した山下真市長は否定的な見解を示し、話し合いは平行線のまま終わった。県から病院開設許可申請に伴う意見書の再提出を求められてからは2度目の協議だったが、今回も先行きに暗雲が漂う現況の打開点を見いだせないままだった。市は、さらなる意見交換の申し出があれば応じるとしているものの、提出期限延長後の締め切りである今月末までに意見書を再提出するとしている。
両者の話し合いは、開設許可申請に必要な(仮称)生駒市立総合病院の整備計画に関する意見書を、県に提出するにあたって実施。前回提出の意見書は、今年7月の県医療審議会で、西和医療圏の中核市として地元や同医療圏内で既存の病院とどう医療連携を図っていくのかが希薄とされ、関係者と十分に協議しての再提出が求められていた…
小児初期救急医療センター:30日、富士吉田に開設 適切な利用呼び掛け /山梨
毎日新聞 2008年10月24日
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20081024ddlk19040006000c.html
◇小児科医の負担軽減
休日や夜間に小児患者を受け入れる「富士・東部小児初期救急医療センター」が30日、富士吉田市緑ケ丘2の富士北麓総合医療センター内に開設される。絶対数の少ない小児科医の負担軽減に期待がかかるが、05年3月に開設された甲府市の小児初期救急医療センターは軽症患者が9割以上を占める。本当に助けが必要な子供たちのために、保護者側も上手な利用を考える必要がありそうだ。
休日や夜間は、症状の軽重にかかわらずセンターが患者を一手に引き受け、入院などより高度な治療が必要な場合は、小児科医が常駐する病院(2次輪番病院)に運ぶ。治療の程度を判定して、本当に治療が必要な子供たちを確実に小児科医のもとに届ける仕組みだ。甲府のセンターには地元の小児科医約70人が輪番で詰め、医師1人看護師2人が常駐する。07年度は約1万7000人が利用した。富士・東部のセンターも地元の16人と、国中地域の約60人の小児科医が協力して同様の体制を維持する。ただし、地元小児科医の数が少ないため、深夜の受け入れはしない。
富士吉田医師会の石原俊秀医師(小児科)は「今はあまりにも小児科医が少なく、何とかやっている状態。センターができれば医師の負担は減らせる」と期待を寄せる。ただ、甲府市のセンターでは、少し熱があるだけだったり、昼間病院に連れていけなかったという保護者の都合だけで子供を連れてくるケースもあるという。こうした患者が多いと、本当に急を要する救急患者への対応が遅れることになる。同市医師会は「こども救急ガイドブック」を配布し、受診の要不要の目安を示している。同医師会の原まどか医師(小児科)は「本当に診療が必要か適切に判断してほしい。そうすれば、これまで以上に医師の協力も得られる」と、協力を呼びかけている。富士・東部センターの診察時間は平日午後8時~午前0時▽土曜日午後3時~午前0時▽日曜、祝日、年末年始午前9時~午前0時。
水原郷病院来春民営化へ市が素案
新潟日報 2008年10月24日
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=114233
県厚生連への運営委託を目指している阿賀野市立水原郷病院について、同市は23日までに、2009年4月からの委託を目標とするなどの基本姿勢を固めた。市議会と県厚生連に素案として提示した。市と厚生連で近く設置する同病院公設民営化についての協議会で議論する。
素案では、市は厚生連に対し常勤医師の増員のほか、市民からの要望が多い救急医療、小児科、産科をはじめとした診療体制の充実を求めた。老朽化が問題視される建物については市が病院の経営改善を待って新築する。建物や医療機器を市が所有することで、救急など公益性の高い医療の確保に責任を負うとした。
一方で市は厚生連に、建物新築に掛かる費用の元利償還金の半額と、医療機器整備費の半額をそれぞれ負担するよう要望。運営委託後の経営が黒字でも負担金を市に支払う必要はないが、赤字発生時はそのつど協議に応じるとしている。07年度、同病院の純損失額は約2億6000万円に上った。阿賀野市行政改革課では「医療の安定提供には経営の安定が前提」として、県内で16の病院を運営する厚生連による経営改善に期待を寄せている。同病院の加藤有三管理者は「地域医療を維持するため、市が一体となって協議に臨みたい」と話している。
アスベスト:横浜・鶴見の石綿病変 済生会市東部病院、診察機関から外れる /神奈川
毎日新聞 2008年10月24日
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20081024ddlk14040104000c.html
◇受診予約満杯 被害者の会「一番近いのに…」--健康調査
横浜市鶴見区のアスベスト(石綿)病変問題で、市は第3回「健康リスク調査」を11月4日~12月8日に行うと決めた。5病院で住民を検診してきたが、地元の「済生会横浜市東部病院」が「受診予約が満杯」を理由に診察機関から外れることが分かった。
JR鶴見駅近くにあった旧朝日石綿横浜工場(現エーアンドエーマテリアル)は、75年まで石綿建材を製造していた。環境省は昨年「健康リスク調査」対象に指定した。委託された市が昨年8~12月に第1回調査を行い279人が受診した。第2回は今年6~8月に214人が応募し、受診中。第3回は今年度2回目となる。
応募した住民は、横浜労災病院(同市港北区)など5病院で診察を受けてきた。鶴見区では東部病院が対応してきたが「検診予約が12月まで満杯になっている。第3回を受けると、第2回分の環境省への結果報告が遅れてしまう」と説明する。「旧朝日石綿住民被害者の会」(池田達也会長)は「東部病院は住民にとって一番近い病院なのに」と不満を漏らす。市は「まだ受診していない住民の掘り起こしが狙い。他の4病院に振り分け対応したい」と話す。工場周辺の被害例では、約50年住み中皮腫で死亡した女性に、エー社が補償金2700万円を支払った。第1回調査の結果、石綿吸引の指標となる「胸膜皮厚斑」(プラーク)が44人判明。エー社が独自に行っている住民検診でもプラーク44人が出ている。
地域ケア支援で議論-全老健研修会
キャリアブレイン 2008年10月24日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/18833.html
救急ヘリ再開へ広がる支援/寄付 総額2000万円超
沖縄タイムス 2008年10月24日
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-10-24-E_1-007-2_001.html?PSID=8a7be18905258438f2e77bb9a1563534
医療制度のひずみ 医師に負わすな
J-CASTニュース 2008年10月24日
http://www.j-cast.com/tv/2008/10/24029167.html
海外に学ぶ医療制度改革のヒント
キャリアブレイン 2008年10月24日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/18815.html
がん拠点病院・支援センター、7割「知らない」県調査
信濃毎日新聞 2008年10月24日
http://www.shinmai.co.jp/news/20081024/KT081023ATI090013000022.htm
09年度の県内臨床研修 過去最多/秋田
朝日新聞 2008年10月24日
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000810240002
「中原裁判」判決は「医師流出の誘因に」-全医連が声明
キャリアブレイン 2008年10月24日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/18812.html
小児科医中原利郎さんの過労自殺について、勤務先だった病院側の「安全配慮義務違反」を認めず、遺族ら原告の損害賠償請求を棄却した東京高裁の判決に対し、全国医師連盟(全医連、黒川衛代表)の執行部は、「『労働が過重であることの責任は、病院ではなく個人に帰す』という今回の判決では、急性期病院の労働環境が改善しない限り、医師が流出する誘因になると考える」との声明を発表した。
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医師の過労死を防ぐために
判決受け小児科医らがコメント-中原裁判
「過重労働を放置」と原告弁護士が警鐘
医師の過労死、損害賠償請求を棄却-東京高裁
過酷な小児科医療の改善を要求-中原裁判
判決では、「過重な勤務、加えて、常勤医の減少などによって大きな心理的負荷を受け、これらを原因とした睡眠障害または睡眠不足の増悪とあいまって、うつ病を発症したというべき」などとし、東京地裁が否定した「過重な業務とうつ病との因果関係」を明確に認めた。しかし、病院側の「安全配慮義務違反」については、「過重な勤務であっても、病院側が、中原さんの疲労や心理的負荷などの過度の蓄積により、心身の健康を損なうことを具体的客観的に予見することはできなかった」などとした。
同執行部は、「医師の当直や時間外労働は、診療・治療を求めている患者さんがその場にいるという点で、その他の労働とは性質を異にする。医師の労働の特殊性についての理解が欠けており、医療安全への司法の社会的責任を軽視していると言わざるを得ない」と批判。その上で、医師の当直などの負担について、「勤務医師数には制約があり、(医師不足で)地域の求めに応じることができない状況となった現在でも、診療・治療の求めを拒んではならないとされる医師の立場では、労働量を制限することは困難」と指摘している。
また、医師の労働環境について、「急性期医療は、公共的インフラの一部でもあり、一医師が個人的裁量で労働量を調節できるような性質のものではなく、全国的に医師が不足している中、代務を頼める余裕はどこにもない。ほとんどの急性期病院で当直業務を行っている医師の労働環境は、労働基準法に違反しているのが現状で、本来なら、厚生労働省が全国規模で強力な是正措置を取ることが必要」と強調。さらに、「医療供給体制を維持することは行政の責任であり、医師個人の責任に帰すべきではない。(労基法に違反した)状況を放置するなら、基幹病院の勤務医をはじめとする救急医療に携わる医師の充足は困難になる」と訴えている。
薬間違い、一時心肺停止 県立中央病院で医療ミス
山梨日日新聞 2008年10月24日
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2008/10/24/20.html
県立中央病院で、手術した女性患者に違う種類の鎮痛剤を投与する医療ミスがあり、女性患者が一時、心肺停止状態となっていたことが分かった。同病院が24日夜、会見して明らかにした。
病院の会見によると、一時、心肺停止状態となったのは急性虫垂炎で入院し手術を受けた県内に住む50代の女性。女性は手術翌日の今月15日、専修医が鎮痛剤を点滴で投与した際、誤って本来使うべきものとは違う種類の鎮痛剤を投与された。女性は間もなく心肺停止状態に陥り、医師の対処で蘇生したが意識不明状態が続いていて、脳機能障害などの後遺症が残る可能性があるという。
別人の標本でがんと診断 佐大病院の前立腺誤摘出
佐賀新聞 2008年10月24日
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=0&classId=0&blockId=1083613&newsMode=article
佐賀大学医学部付属病院(佐賀市)が、がんではない男性患者の前立腺をがんとして全摘出した問題で、同病院は24日、臨床検査会社の委託で病理診断した医師が、別人の病理組織のプレパラート(標本)を基にがんと診断していたことが原因だったことを明らかにした。臨床検査会社は男性に謝罪、病理診断医を含めた三者間で示談が成立している。 佐賀大病院によると、男性患者は昨年11月、別の医療機関からの紹介で来院。引き継いだ病理診断報告書に前立腺がんの所見が記載されていたため、1月に全摘出した。しかし、5月に別人とのデータの入れ替わりが判明した。
臨床検査会社のエスアールエル(SRL、本社・東京)によると、病理診断医は男性のプレパラートを顕微鏡で見ながら、誤って別人の報告書に所見を記入。男性の報告書には、がんの疑いがある別人の診断結果を記した。プレパラートにはそれぞれ標本番号が付いていたが、確認を怠り、報告書の上段に印刷されていた番号をそのまま下の欄に書き写していた。SRLは再発防止策として、病理診断医に対し、患者名や、病理組織を抽出した部位など別の識別情報も報告書に記入することや、内容を再確認するためのチェック欄を設けたことを明らかにした。
宮﨑耕治付属病院長は同日の記者会見で、同病院に「瑕疵(かし)はない」と強調しながらも、経過観察で通院している男性について「今後起こり得る症状には、しっかりケアしていきたい」と言及。前立腺がんの病理診断結果については、院内で再診断をするなど対応を強化する方針を示した。
死体遺棄:自宅で男児出産 専門学校生、家裁へ送致 /宮崎
毎日新聞 2008年10月24日
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20081024ddlk45040673000c.html
ネットカフェで出産した母親を起訴/横浜地裁
神奈川新聞 2008年10月24日
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiioct0810628/
「佐賀いのちを大切にする会」 妊娠や出産の無料電話相談
読売新聞 2008年10月24日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20081024-OYT8T00121.htm
生活保護:母子家庭で母の3割、心に病 DV、虐待…問題複数抱え--大阪府内調査
毎日新聞 2008年10月24日
http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20081024ddf041040013000c.html
明大応援団員が酒飲み死亡
日本経済新聞 2008年10月24日
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081024AT1G2401O24102008.html
認知症高齢者:徘徊発見・保護へ模擬訓練 気仙地区安心ネット、来月9日 /岩手
毎日新聞 2008年10月24日
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20081024ddlk03040160000c.html
食べ物で窒息死71人、2年間で2443人救急搬送 東京消防庁
日本経済新聞 2008年10月24日
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081024AT1G2303N23102008.html
手術後の排尿障害支援
毎日新聞 2008年10月24日
http://mainichi.jp/life/health/yamai/cancer/news/20081024ddn035070051000c.html
女性の尿もれ骨盤臓器脱(4) 正しく体操し改善・予防
東京新聞 2008年10月24日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2008102402000090.html
こころとからだの相談室:ホルモン補充療法の指針ができるそうですが
毎日新聞 2008年10月24日
http://mainichi.jp/life/health/mailife/news/20081022org00m100009000c.html
タイ南部でアンドンクラゲ発生、死亡事故も
newsclip.be 2008年10月24日
http://www.newsclip.be/news/20081024_021064.html
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2008/10/25/5.html
に詳細があります。
2008年10月25日(土)
鎮痛剤投与ミスで意識不明 県立中央病院
虫垂炎手術後、50代女性
女性患者への医療過誤について謝罪する山下晴夫院長(左から3番目)ら病院幹部=山梨県立中央病院
山梨県立中央病院(山下晴夫院長)で今月中旬、虫垂炎の切除手術などを受けた県内の50代女性が術後の外科医による投薬ミスで意識不明の重体となっていることが24日分かった。同病院が会見し、明らかにした。鎮痛剤の種類と量を誤り、本来処方すべき鎮痛剤より効き目が強いものを投与したのが原因で、直後に女性は心肺停止状態になった。蘇生(そせい)措置を取ったものの、女性の意識が戻る見込みは低いという。病院側は医療ミスを認め、家族に謝罪した。
同病院の説明によると、女性は虫垂炎と腹膜炎と診断され、今月3日に入院。医学部卒業後、2年の臨床研修期間を終えて3年以内の30代の外科医(専修医)が担当し、同日、虫垂を切除した。
その後、腹腔(ふくくう)内にうみがたまっているのが見つかり、14日に再び手術を行った。女性が腹部の痛みを訴えたため、15日午後8時半、鎮痛剤を点滴で追加投与した。
しかし、本来は鎮痛剤の「フェンタニル」を1ミリグラム、「ドロレプタン」を5ミリグラム投与すべきところ、医師は誤ってフェンタニルを2倍の2ミリグラム、別の鎮痛剤「アルチバ」を6ミリグラム投与した。アルチバはドロレプタンより効き目が強く、「呼吸抑制を起こしてもおかしくない投与量だった」(同病院)という。
引用終わり
投稿情報: 麻酔科医 | 2008年10 月25日 (土) 11:58
術者が誰かより、間違えたのが誰か、って話ですよね。でも意識下だから脊麻か?看護婦さんへの口頭指示の可能性もありますね。
フェンタ+ドロは納得できるけど。。。
アルチバかぁ。。。
投稿情報: 僻地の産科医 | 2008年10 月25日 (土) 14:22