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(投稿:by 僻地の産科医)
医療機関の倒産、前年比4割減―帝国データ調べ
キャリアブレイン 2008年10月10日
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/18632.html
今年1-9月に全国で発生した医療機関の倒産は25件で、前年同期から4割近く減少したことが10月10日、帝国データバンクのまとめで分かった。負債総額は104億3900万円で、前年より8割近く減った。特に病院の倒産が減っているといい、帝国データでは現場の意識改革が進んだことが要因とみている。
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月ごとの倒産件数は1月2件、2月3件、3月4件、4月3件、6月7件、7月2件、9月4件で、5月と8月はなかった。
帝国データによる集計は、経営難による破産や民事再生などの法的整理が対象で、いわゆる「資金ショート」や自主閉院などは含まれない。
医療機関の倒産は昨年、1-9月に39件発生していたが、今年は14件減少した。特に病院で倒産件数の減少が目立つという。負債総額も、前年の422億3100万円から317億9200万円と大幅に減った。帝国データでは、「医療機関の倒産に関する報道が増えたことや、今年から始まった医療法人の財務情報の開示制度などにより、現場の意識改革が進んだ結果ではないか」と話している。
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