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(投稿:by 僻地の産科医)
なんか、わかるわかる~(>▽<)!!!って気がします。
面白い専門誌見つけた時ほど、しあわせってありませんよね!!!
あと、歳いっちゃうと誰も教えてくれないから、
自分で調べるしかない。
年配の先生の場合、勉強を続けるのが面倒くさいんですって。
だから「プラトーを保つにもエネルギーが要るんだよね」と以前、上司が言っていました。
臨床情報収集方法アンケート◆Vol.2
卒後10年以内は「院内の医師に質問」
11年以上は「自分で調べる」
情報を入手する方法、若手・中堅以上・開業医に差
村山みのり(m3.com編集部)
http://www.m3.com/tools/IryoIshin/080724_1.html?Mg=557170d6f67d53a1766c14a8e6b464c9&Eml=e728324f3c9922c5245186c21ac694ad&F=h&portalId=mailmag
Q2.情報を入手するために主に利用する方法
Q02-1:自分の専門領域について、最新情報等をチェックするとき
Q02-2:学術論文を書くとき
Q02-3:診療上で知りたい情報があるとき【緊急の場合】
Q02-4:診療上で知りたい情報があるとき【時間に比較的余裕がある場合】
1専門領域 |
2論文 |
3診療・緊急 |
4診療・通常 | |
01 同じ病医院の医師に質問 | 76 |
63 |
84 |
75 |
02 同じ病医院以外の医師に質問 | 12 |
13 |
22 |
20 |
03 メーリングリスト、SNSなどで質問 | 3 |
0 |
4 |
3 |
04 勉強会など | 36 |
10 |
5 |
13 |
05 紙媒体の医学書・医学雑誌 | 66 |
67 |
41 |
68 |
06 インターネットの医療専門サイト | 54 |
49 |
46 |
64 |
07 インターネットの一般サイト | 9 |
7 |
22 |
11 |
08 その他 | 4 |
5 |
1 |
4 |
その他具体例 |
専門誌、学会、MR | 専門誌、インターネットマガジン、学会・研究発表 | MR | 専門誌、MR |
◇勤務医・卒後11年以上(複数回答、単位:%) (n=151)
1専門領域 |
2論文 |
3診療・緊急 |
4診療・通常 | |
01 同じ病医院の医師に質問 | 38 |
30 |
65 |
42 |
02 同じ病医院以外の医師に質問 | 22 |
20 |
23 |
27 |
03 メーリングリスト、SNSなどで質問 | 5 |
3 |
4 |
8 |
04 勉強会など | 45 |
17 |
9 |
22 |
05 紙媒体の医学書・医学雑誌 | 61 |
76 |
46 |
69 |
06 インターネットの医療専門サイト | 60 |
64 |
67 |
70 |
07 インターネットの一般サイト | 16 |
11 |
25 |
21 |
08 その他 | 5 |
4 |
2 |
3 |
その他具体例 | 学会、インターネットマガジン、学会・研究会 | インターネットマガジン、大学病院の図書館 | MR | インターネットマガジン、電子媒体の医学書 |
◇開業医(複数回答、単位:%) (n=110)
1専門領域 |
2論文 |
3診療・緊急 |
4診療・通常 | |
01 同じ病医院の医師に質問 | 9 |
10 |
15 |
7 |
02 同じ病医院以外の医師に質問 | 31 |
30 |
41 |
40 |
03 メーリングリスト、SNSなどで質問 | 15 |
5 |
17 |
16 |
04 勉強会など | 63 |
23 |
17 |
38 |
05 紙媒体の医学書・医学雑誌 | 61 |
68 |
16 |
69 |
06 インターネットの医療専門サイト | 61 |
46 |
60 |
57 |
07 インターネットの一般サイト | 10 |
10 |
21 |
15 |
08 その他 | 4 |
7 |
5 |
4 |
その他具体例 |
学会、MR | インターネットマガジン、大学病院の図書館 | MR | インターネットマガジン、電子媒体の医学書 |
卒後10年以内の勤務医では、情報入手に際し「同じ病医院の医師に質問」が多く、また比率も高いという特徴が見られた。また、他の2区分(卒後11年以上・開業医)に比べ、「他の病医院の医師へ質問」が少なく、出身大学などよりも現在の勤務先にいる医師に相談をするケースが圧倒的に多い様子がうかがえた。
卒後11年以上の勤務医では、「同じ病医院の医師に質問」の割合は大幅に減り、各項目とも医学書・医学雑誌、インターネットなどで自ら調べるケースが多かった。特に診療上必要な情報を入手したい場合、紙媒体よりもインターネットを用いることが多いという傾向が見られた。経験年数が長い分、必要な情報の載っているサイトをよく知っており、また情報の真贋(しんがん)を見極める能力に優れるという要因が推測される。
開業医の場合は、院内に他の医師がいる場合が少ないため、医学書・医学雑誌、インターネットなどで自ら調べるケースが多数を占めた。一方で、他の病医院の医師に質問する割合もそれらに次いで高く、また「勉強会など」の割合が他区分に比べて高い(特に専門領域では最も回答数が多い)ことなどから、日ごろの交流が盛んであり、医師同士のつながりが生かされていることがうかがえる。
なお、今回のデータでは、外科系・内科系の有意差はほとんど見られなかった。
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