『医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟』

（関連目次）→政治に声を届けよう！　目次

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぽち→ 

（投稿：ｂｙ　僻地の産科医）

   

『医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟』

昨日、会合が衆議院第一議員会館にて行われました！


○第2回会合
日時：3月6日（木） 13時～14時
場所：衆議院第一議員会館第一会議室
講師：海野信也先生
（日本産婦人科学会・提供体制検討委員会委員長、
　北里大学医学部産婦人科主任教授）
演題：「我が国の周産期医療の危機的状況と改善策について」



昨日の会合で、
国会議員の先生方の前でお話させていただいた産婦人科の先生からご報告がありました（＞▽＜）！！！！


＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

昨日は不眠不休当直明け、そのまま外来をこなした上で
ちょっと病院を抜け出して衆議院第一議員会館に行きました。

警備がすごくて、「私、本当に場違いかも・・・」（笑）。

　　
今回のテーマは産科医療の再建、ということで北里大学の海野
先生（名前は知ってるけど、面識なんてあるわけない）の講演
がメインでした。見るも無残なデータの数々をスライドにして
あり、議員の先生方は初めて知るような感じでした。

産婦人科の現状は、まだまだ伝え切れていないのかもしれません。

でもさすが超党派だけあって

真剣そのものでした。

　　　

海野先生の講演のあと、議連幹事長の鈴木寛先生から、
「今日はまさにスライドの中でも危機的であるとお示しいただきました
　30代半ばの現役女性産婦人科医の先生に来ていただいているので、
　少しお話をしていただきたいと思います」というような御紹介があり、
　スーツ着てないし、目の下はくまだし、「うげえっ！」とも思いましたが、
お話させていただきました。

前日からほぼ一睡もしない状態で勤務だったのでかなり支離滅裂だった
かもしれませんが、大体以下のような内容です。

　　　

・大野病院事件の衝撃は大変なもので、その他の事例での判例
　などにも心が折れきって指導的立場にある中堅医師がこぼれ落
　ちるように辞め続けていること

・いくら新規産婦人科医を増やしたところで中堅医師がいな
　ければ全く技術の伝承ができないこと

・病気とは死ぬものであり、特に産科領域ではその状況が
　突然に起こりどうしても助けられないことが現実にあること

・過失がなければ死なないとするような論調があるが、神なら
　ぬ人間にはそのようなことを実現などできないこと

・今から調査をはじめるというのは現場の感覚では遅すぎだと
　感じられいち早く現実的な対策を立てていただきたいこと

・とにかく私たちを助けてほしいこと・・・

　　　

3分くらいでしたが、一生懸命話してきました。
結構反応はよかったと思います。
その後、たくさん名刺をいただきました。
皆さん、「これはまずい」と思っていただけたかな？

その後は別の部屋に移って、鈴木先生を海野先生と学生ボラン
ティアの方々（？）などと少し談笑し、終わりとなりました。

私の知り合いの官僚の方のお話ですと、とにかく医者が集まっ
てわめき散らしていても、たとえそれが正論であってもどうし
ようもないそうです。とにかく国会議員を動かすしか方法はな
いそうです。結局、国政を変えていくのは、

国会議員なのです。

私達のへろへろ叫びが届いているといいですけど・・・（＞▽＜）！！！

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－　　

そして、衆議院議員の橋本岳先生からのお返事です ..｡*♡

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－　　　

橋本です。
こんにちは。
議連での産婦人科医先生のお話、よくよく響きました。

というか顔がつかれてるというのが見てわかり、
あまりにもリアルで。
もちろん、海野先生のデータに基づくお話もよく納得できました。
おそらくあの場にいた議員は、皆きっと産科の状況のことを
心に叩き込んだことだろうと思います。

私はお二人にはご挨拶できなかったのですが、
よろしくお伝えくださいませ。

なお、私はあんまし覚えてないのですが、
昨晩、議員同士の飲み会で、額賀財務相に「産科はやばいですよ！」
と酔っ払ってしつこく話していたと、同僚に指摘されました。
…うーん。まぁ、そのくらいの衝撃を受けたということだと思います。

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（投稿：ｂｙ　僻地の産科医）

   

『医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟』

昨日、会合が衆議院第一議員会館にて行われました！


○第2回会合
日時：3月6日（木） 13時～14時
場所：衆議院第一議員会館第一会議室
講師：海野信也先生
（日本産婦人科学会・提供体制検討委員会委員長、
　北里大学医学部産婦人科主任教授）
演題：「我が国の周産期医療の危機的状況と改善策について」



昨日の会合で、
国会議員の先生方の前でお話させていただいた産婦人科の先生からご報告がありました（＞▽＜）！！！！


＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

昨日は不眠不休当直明け、そのまま外来をこなした上で
ちょっと病院を抜け出して衆議院第一議員会館に行きました。

警備がすごくて、「私、本当に場違いかも・・・」（笑）。

　　
今回のテーマは産科医療の再建、ということで北里大学の海野
先生（名前は知ってるけど、面識なんてあるわけない）の講演
がメインでした。見るも無残なデータの数々をスライドにして
あり、議員の先生方は初めて知るような感じでした。

産婦人科の現状は、まだまだ伝え切れていないのかもしれません。

でもさすが超党派だけあって

真剣そのものでした。

　　　

海野先生の講演のあと、議連幹事長の鈴木寛先生から、
「今日はまさにスライドの中でも危機的であるとお示しいただきました
　30代半ばの現役女性産婦人科医の先生に来ていただいているので、
　少しお話をしていただきたいと思います」というような御紹介があり、
　スーツ着てないし、目の下はくまだし、「うげえっ！」とも思いましたが、
お話させていただきました。

前日からほぼ一睡もしない状態で勤務だったのでかなり支離滅裂だった
かもしれませんが、大体以下のような内容です。

　　　

・大野病院事件の衝撃は大変なもので、その他の事例での判例
　などにも心が折れきって指導的立場にある中堅医師がこぼれ落
　ちるように辞め続けていること

・いくら新規産婦人科医を増やしたところで中堅医師がいな
　ければ全く技術の伝承ができないこと

・病気とは死ぬものであり、特に産科領域ではその状況が
　突然に起こりどうしても助けられないことが現実にあること

・過失がなければ死なないとするような論調があるが、神なら
　ぬ人間にはそのようなことを実現などできないこと

・今から調査をはじめるというのは現場の感覚では遅すぎだと
　感じられいち早く現実的な対策を立てていただきたいこと

・とにかく私たちを助けてほしいこと・・・

　　　

3分くらいでしたが、一生懸命話してきました。
結構反応はよかったと思います。
その後、たくさん名刺をいただきました。
皆さん、「これはまずい」と思っていただけたかな？

その後は別の部屋に移って、鈴木先生を海野先生と学生ボラン
ティアの方々（？）などと少し談笑し、終わりとなりました。

私の知り合いの官僚の方のお話ですと、とにかく医者が集まっ
てわめき散らしていても、たとえそれが正論であってもどうし
ようもないそうです。とにかく国会議員を動かすしか方法はな
いそうです。結局、国政を変えていくのは、

国会議員なのです。

私達のへろへろ叫びが届いているといいですけど・・・（＞▽＜）！！！

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－　　

そして、衆議院議員の橋本岳先生からのお返事です ..｡*♡

橋本です。
こんにちは。
議連での産婦人科医先生のお話、よくよく響きました。

というか顔がつかれてるというのが見てわかり、
あまりにもリアルで。
もちろん、海野先生のデータに基づくお話もよく納得できました。
おそらくあの場にいた議員は、皆きっと産科の状況のことを
心に叩き込んだことだろうと思います。

私はお二人にはご挨拶できなかったのですが、
よろしくお伝えくださいませ。

なお、私はあんまし覚えてないのですが、
昨晩、議員同士の飲み会で、額賀財務相に「産科はやばいですよ！」
と酔っ払ってしつこく話していたと、同僚に指摘されました。
…うーん。まぁ、そのくらいの衝撃を受けたということだと思います。

Comments

[投稿情報: 子持ちししゃも]

先生グッジョブです！

当直明けの目の下の隈は絶大なアピール効果ありです。自分でまじまじと見ると落ち込みますけど。
患者さんにも「先生疲れてる？大丈夫？」と労わってもらえますものね。

この勢いでどんどん国会議員もどついて来てください。
その前に今日は早く寝て元気補給してくださいね。

[投稿情報: rijin]

　橋本代議士、いいですね。

…ただ、支持団体幹部はこの議員連盟の立ち上げについて非常に不快に感じているらしく、潰しにかかっているようですから、今後は難しいお立場に長く苦しまれることでしょう。

[投稿情報: 風はば]

お疲れ様でした。

ホントは休みたかったのでしょうが、わざわざ足を運び、エライさん達を前に御苦労様でした。

現状の医療をなんとかしていこうと意気込んでいる議員さん達を応援していきたいと思います。