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(投稿:by 葉明)
前作はこちらです
さて、その後どうなったか、という話は置いておきまして、 予約の電話を12月21日に入れて待つこと3週間弱、 私の場合は、体外受精して5週での帰国だったので 先日も書きましたが、 じゃあ早く来いっていうなよ。。。 予約して3時間も待つのか。。。ま、いいや。 でも、じゃあ早く来いっていうなよ。。。っていうか、 診察に通されてさらに待つこと30分。家庭医とご対面~。 ちなみに、診察室には、ベッドがあり、ベッドの横には血圧計があります。 また、入り口は一つですが、 すぐ逃げられるように??? か? さて、お互いの名前を確認して、 「家庭医、いいですよ、じゃ、次の時には、健康診断ね」、 え!? それで無事終わり。 終わり!? え”っっっっっっっっっっっっっっっっ 終わり? え” 診察は? 既往歴の確認は? 身長と体重と血圧くらい測らないの? 3時間待って握手して終わり? ちょっちょっちょっと~~~~~~~。 と、思ったので、 必死で交渉して、超音波検査の処方箋ゲット!!! たまたま、超音波の施設が同じ建物内にあったので、 そしたら、誰もいない。 受付のおねえさんもいない。 技師さんもいない。 患者さんもいない。 Hello!? 私の声だけがこだま。 もう一回、Hello!!! えっと〜、だれか居ませんか〜〜〜。 いない、誰もいない。 技師さんか、受付のおねえさんを探して、扉のうっすら開いてる部屋は そしたら、あったんです。空いてる超音波の機械が。。。。 ああ、あれで、くりくりしたら3分で胎児が分かるのに。。。 ん? 技師さんも誰もいない。 辛抱たまらず、勝手に機械使ってしまいました(経腹、立位にて)。 そして勝手にプリントアウト。写真げーっと。 しっかり診ることはできなかったんだけど、おそらく1人。 この間、永遠にも感じましたが、たぶん3分以内。 いや、でも、暗闇で独りお腹をだしている自分の姿、けっこう笑えます。 足音が聞こえてきました。 「あら、今日の受付はもう終了なのよ。 いえ、実は、カナダの医療システム自体には不満はあるのですが、 超音波の予約は2週間後1月23日に入りました。 が、この超音波と思っていたものがよもや。。。(続きます)
今回は今を去ること5週間ほど前でしょうか。
1月8日(5週間前)の家庭医診察のことを書いております。
従って、このストーリーが発生した時点では、
切迫流産の兆しなど、全くありません。
ガタガタ言ったおかげで、超特急で家庭医への予約が取れました。
1月8日です。
(拡張胚盤胞を2つ戻しました)、5週の時点で双子の可能性があり、
8週までにはきちんと確認した方がいいと伺っていたので、
とにかく超音波検査だけでもしておきたかったのです。
1時半の予約で、15分前には来いといわれたので、
1時15分からずっと待っていたんだけど、診察室に通されたのが4時半。
診察が始まったのが5時。
キャンセルされなかっただけでも。
(↑実は、一回キャンセルされてしまったのだ。)
こんなに待つんなら文庫本の1冊や2冊持って来るんだった。
なかなか感じのいい女医さんでホッ。
あとは手洗い場のみのシンプルで機能的な作り。
大抵のクリニックには、こうした診察室がいくつもあり、
そこに患者が通されて中で待っていると医師が来るシステムで、
所謂、日本のクリニックのように中待合室というような場所はありません。
必ず、医師が入り口というか出口に近い方に座るようになっています。
「家庭医になって欲しいんですけど」と、希望を伝えました。
彼女はDr.Nahriというレバノン人で、26歳の時にカナダに来て、
もう一度医学部に入り直して医師になったそうです。
なかなか感じがよく、英語も上手。
そういえば待合室にやたらとイスラム教の女性がいたけど、そういう訳か。
で、握手して、今日はそれで無事終わり。
無事終わりました。
それはいくら何でもあんまりでしょう?
日本では考えにくいと思いますが、カナダではどんな小さな検査でも、
処方箋が必要です。そして、別組織で検査を受けることになります。
帰りの受付を済ませ、その足ですぐ、超音波の予約を取りに行きました。
超音波の予約したいんですけど〜〜〜〜。
(心の声:さっさと予約入れろゴルァ)
全て覗きました。一応、ノックもしてね。
スイッチも入っているし、前の人の画像も残っていない。
まさに、使ってくれくれ状態。
機械空いてるのに。。。
でも、予約しても、早くて1週間後とかなんだろうなぁ。
予約のお姉さんもいない。もしかしてチャンス?
超音波のゼリーはどこだ!? お、あったあった。
くりくりすること数秒、胎児発見! 勝手に大きさ測定。12mm。
さらにくりくりすること数十秒、心拍確認! しっかり動いとる。
どこで画像止めるんだ? あ、ここか。
お腹拭いて、何食わぬ顔で修了。
もちろん、画像を固定したのをもとに戻すのも忘れずに~。
もし勝手に機械を使ってるの見つかったら怒られるんだろうな。
でも、腹を出してる状態で怒られる妊婦って間抜けだな。
お、どうやら誰かとしゃべっているようだ。
さらに待つこと5分ほどで受付のおねえさんが戻ってきました。
手元には熱々のスタバのコーヒー。
でも、仕方ないわね、入れてあげる。」
おお、なんて親切なんだー。
カナダ人って、なかなか親切なんです。
9週ちょいです。これもなかなか早い方だと思うので、
その日は大満足して帰路に。
今日初めて葉明さんの投稿文を読ませていただきました。
私も現在カナダ人の夫と結婚してカナダに暮らしていますので、カナダの医療の現状はよ~くわかります。
超音波の機械をご自分で使ってしまったというのには天晴れでした。わたしもこれぐらいたくましくなりたいなぁ~と思いました。
これからのカナダの医療についての投稿楽しみにしています!
投稿情報: 猫 | 2008年3 月26日 (水) 00:47