以前、私の出身母体はMixiの産婦人科医療従事者コミュというお話をさせていただいたことがあると思いますが、
患者さんからのQ&Aコーナーより引用ですo(^-^)o ..。*♡
桃ままさま
「僻地の産科医」先生の書き込み(65)を読んで、ああ、本当にその通り、と共感いたしました。
2回目の帝王切開を無事に終え、現在子育て中の一般人ですがが、お産をめぐるいまどきの風潮には、わたしも疑問を感じざるをえません。
「楽しいお産」「自分の思うようなお産」のために、わざわざリスクを冒すことが美徳のように言われたり、逆に一生懸命母子の命を守る医療関係者の方々が悪人のように言われたり。。。
そもそも、妊娠中の自己管理とか努力は赤ちゃんを守るために必要なことであって、自分の理想を実現するためのものではないと思うのですが、大学受験なんかじゃあるまいし。。。
それとも、「努力をすれば夢がかなう」と小さい頃から教育され続けてきたわたしたちの世代には、そういう訴え方をしないとますます少子化が進んでしまうという、目論見でもあるのでしょうか。
そして「安易な帝王切開がうんぬん。。。」とそれこそ安易におっしゃっている方々は、ほぼそれを経験なさっていらっしゃらない方だと思います。
わたしは2回目の帝王切開後、「やっぱりお腹を切ることは簡単なことじゃない、体への負担は大きいんだ」といやというほど実感しました。だから、何もなければ経膣分娩に越したことはない。でも、何としても大きなリスク=子宮破裂を避けたかったわたしにとっては、この選択しかありませんでした。
わたしは(たぶん)これでお産は終わりだと思うのですが、あとに続く妊婦さんが、しっかりとリスクも含めて正しい知識を手にしてくださるように願わずにはおれません。
suzanさま
たとえば福島県のいわき市くらいから東京駅まで行きたいとき、時間があってやる気があるなら「歩いていく」という選択肢もあると思うんだよね。
一番早いのは多分、福島(郡山かな)まで出て新幹線に乗ることなんだけど。
お産も、別に、「楽しいお産」「思い通りのお産」って考えてもいいと思う。
その場合、いわき市から「思い通りに楽しく歩いて」行くようなもんで、自分にとって用心しなきゃならないことは何か?をわかってなきゃダメ。
歩いていくんだから、足が痛いとか日焼けするは当然で、時間だって自分の計画以上にかかるかも。途中で宿泊するところが見つからないかも。
そんなことも考えないでただ「天気がいいしお金かからないし自分は歩くのが好きだから」で歩き始めたら、やっぱり何かあったときにすごく困ると思う。
帝王切開だって、もししないで済むならそのほうがいいに決まってる。
手術は痛いしやっぱり怖い。実際、医学的リスクも高い。
必要ならするしかない、ってことだけ、わかっていてくれればいいと思う。
VBACには確かに危険は伴うけど、行っている病院もあるし、行えばうまく生める人のほうが多いはずだから、「前が帝王切開だから100%絶対帝王切開じゃないと生めない」と思いこむのも、なんだか精神的に疲れるんじゃないかと思う。
VBACの危険性きちんと理解して説明してくれて、それでも受けてくれるお医者がいたら、そして自分もその気になれたらやってみたっていいじゃないか。
郡山から新幹線に乗ると決めたとしても、郡山駅まで行くのに在来線か高速バスか、それとも自家用車で飛ばしていくか、いろいろ道があるようなもんだ。
歩こうと新幹線に乗ろうと、行く先は同じ。
お産も、結果的に無事に生まれたらいいんだよね。
あんまり考え込むのはよくない。
考えないのもよくないけどね。
以下、僻地の産科医です。
実は私自身は帝王切開分娩です。
日本には根強い差別があります。
自然分娩礼賛派の方には、ちょっと考えてほしい。
自然分娩礼賛の陰には、うまくいった方の自慢と優越感があります。
医学的な無知があります。誇張もあります。
自分の成功体験談が、ちょっとした優越感が、
他の人々を苦しめます。私には許せません。
それがわかってやっているのか、
そういった気分が、風潮が、「この方の場合は危険です」
と親切や誠意で申し上げる言葉に対して、まがった方向に
誘導していると私は思います。
分娩は個人個人が違うのです。
口でいっても、「わかった」とみなさまおっしゃいますが、
何も分かっていない。隣の芝をうらやんでも仕方ありません。
それ以上に、命というのは、私たちの体は、
全く違います。分娩という生命の危機的状況(うまくいった方に関しても、体にとっては「危機的状況を乗り切ったにすぎない!)においては、どんな形に出てくるかわからないのです。
帝王切開した方に「いけないことをしてしまった」「私頑張れなかった」
という方々がいっぱいいるんです。
でも、間違ってる!あんなにつらい痛い思いして、
「楽でよかったね~」なんていわれる覚えなんてないと思うんです!
だって楽じゃないもん!帝王切開、相当つらいもん!
痛いだけじゃない、つらい。
授乳中も体力が相当落ちていることを感じます。
赤ちゃんのために
帝王切開をこんなに頑張れる妊婦さんたちはとてもすばらしいです(涙)!
赤ちゃんの危険性を、痛みを、苦しさを全部背負ってあげています。
こちらのブログ、すごく参考になります(>▽<)!!!!
帝王切開の偏見
今や10人に1人は帝王切開で生まれていると言われています。
帝王切開だって、立派なお産です! 下にちょっとしたQ&Aがあります
http://mesho.org/birth/mame/teiou.htm
楽なお産?自分らしいお産?
自分らしくなくてもお産は必死。必死さでは帝王切開の方が
どんな例だって必死です!経膣分娩の人たちの、根拠ない優越感に
付き合うことはまったくないと思うのです。
私のお腹の傷は、私の誇りです。
帝王切開は立派な分娩ですo(^-^)o ..。*♡
責められる必要性も、気にする必要性もありません。
素適じゃありませんか!お腹きってまで出したんですよ!
子供にだって「私、あなたのことこんなに大事」って誇れますよ。
勲章みたいなものですもん!私の子供は、お風呂で傷跡をたどって、
「ここからでてきたんだよね~♪」って嬉しそうにいいますよ!
膣からでてきたよ~って説明できないより
簡単に説明もできますよ!しかも胸張って。
しっかりしてくださいな、未来のお母さんたちo(^-^)o ..。*♡
安易な帝王切開など世の中には存在しないんだって知ってください。
こちらのブログもぜひご覧ください!
帝王切開の部屋
~「大切なのは 産み方より育て方」~こんなふうに思えるようになるために・・・
http://www5a.biglobe.ne.jp/~withkumo/teiou-taikendan.htm
帝王切開ってうしろめたい?残念なこと?
http://happy-ikuji.lolipop.jp/ninsintaiken-10.html
> 私の出身母体はMixiの産婦人科医療従事者コミュ
mixiのプロフィールのblogのリンク先がm3のままですね。(^^;
#日記読ませていただきました。
投稿情報: SORA | 2007年8 月 2日 (木) 00:08
あ(笑)。直しておきます(--;)・・・。
ありがとうございました!!
投稿情報: 僻地の産科医 | 2007年8 月 2日 (木) 08:49
おはようございます。
早速の掲載、ありがとうございました!
(素人のつぶやきなのでちょっと恥ずかしいですが^^;)
ホント、帝王切開に関しては、ポジティブに臨めるようなアドバイスが、周囲の人たちからなかなか受けられないという実情があると思います。
加えてマスコミやネットでは圧倒的に「自然なお産バンザイ」の風が吹いていますよね。
なかなか帝王切開についての真実が見えにくい中で、こういう形でエントリーをまとめてくださって、経験者としてはうれしいです。
これからお母さんになる人の励みにもなると思います。
(あ、ちなみに帝王切開の部屋(くもといっしょに)はいつものぞかせていただいているサイトです!)
ところで出産はもちろん、子育てもなかなか理想どおりにいかないものですよね。
「がんばれば夢はかなう」と思っているだけでは不十分なんだよ、それとは全く違う世界も人生には必要なんだよ、と日々教えられているような気がします。
投稿情報: 桃まま | 2007年8 月 2日 (木) 09:44
↓なのをめっけました。さすが先を逝くアメリカ…
WashingtonPost
Freebirth Movement
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/discussion/2007/07/27/DI2007072701583.html?hpid=discussions
>Laura Shanley, a freebirth advocate, and Mairi Breen-Rothman, a midwife, debated the advantages and disadvantages of
>delivering a baby at home without the help of doctors or other trained professionals.
>
>Shanley and Breen-Rothman were online Tuesday, July 31 at 1 p.m ET
投稿情報: t_f(通りすがり) | 2007年8 月 2日 (木) 23:33
う゛~む。アメリカだけのことかと思ってたら、イギリスでも…
産科が崩壊した故の“選択”ってワケか…
msnbc
'Freebirthers' have babies with no medical help
Unassisted deliveries growing in popularity in the U.S. and Britain
http://www.msnbc.msn.com/id/18817370/
LONDON - They insist they’re no superwomen, they have no special powers, and are certainly not pain or adrenaline junkies.
But ‘freebirthers’ choose to go through what some call the most painful and potentially frightening experience of a woman’s life with no drugs, no midwife and no medical help.
Delivering their own babies at home, often alone, they dismiss what they say is “fearmongering” by doctors and midwives and confidently catch their offspring as they leave the womb.
投稿情報: t_f(通りすがり) | 2007年8 月 3日 (金) 00:11