高松赤十字の「羊水塞栓・低位胎盤」の訴訟事件、詳細が来ました!ぽち→
最初なぜカルテを改竄(つけくわえ?)をしたのか意味がわかりませんでしたが、下の新聞記事を読んで納得です!
・「前置胎盤」と診断されていた。
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・しかし、最後のあたり胎盤が上の方にあがってきて低位胎盤になった。(たぶん、忙しかったというかそこらへんの記述を詳細にしていなかった。)
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・経腟分娩になった。最終的には帝王切開へ。(しかも児に後遺障害)
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・あれこれあって、亡くなった。カルテ見てみたら「低位胎盤」って書き直してない!ぎゃーっ!前置胎盤を経腟分娩させようとしたんだったら大問題じゃんっ!ヤバイヤバイ、ちゃんと書いとかなきゃ(;;)。
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・解剖してみたら、羊水塞栓だった。うん。出血のせいじゃないね。よかった..。*♡
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・「カルテ改竄!!きっと医療ミスで死んだんだ!!」(遺族)
という流れのようです。これは単に推測ですが。。。。もちろん!
女性死亡し、長女は脳障害 高松赤十字病院を遺族が告発
産経新聞 2007/03/06
http://www.sankei.co.jp/chiho/kagawa/070306/kgw070306001.htm
高松市番町の高松赤十字病院で平成17年に出産のため入院中だった女性=当時(30)=が死亡、生まれた長女に脳障害が出て、カルテも改ざんされたなどとして東京都内に住む女性の兄が昨年4月、主治医らを業務上過失致死傷罪と証拠隠滅の罪で高松北署に刑事告発したことが5日、明らかになった。女性の夫と長女は今後、病院を相手取り、損害賠償を起こすという。病院はカルテの不適切な書き換えは認めているが「誤診はなく、医療行為は適切」としている。
関係者によると、女性は16年11月、他病院の紹介で高松赤十字病院に来院。主治医は、胎盤が子宮口をふさいで帝王切開が必要となる「全前置胎盤」の疑いがあると診察、同年12月20日には前置胎盤を示す「P」などの文字をカルテに記載した。17年1月4日、出血を訴えた女性を別の医師2人が診察、自然分娩できる「低置胎盤」と診断。2日後の6日、産気づいた女性は入院したが深夜に心肺停止状態となり、7日未明に死亡。帝王切開で長女が生まれたが、脳に障害が残った。
女性の夫や兄ら遺族は同年1月11日、病院に説明を求めた際、12月20日のカルテをカメラで撮影。「P」と書かれた部分が12日の説明時には「低置-」と書き加えられていた。主治医が加筆した、という。
遺族は女性が死亡して長女に障害が残ったのは病院が前置胎盤を低置胎盤だと誤診、適切な時期に帝王切開しなかったためとしている。一方、病院は女性の死因について「羊水が血管に入ってできた血栓で起きた『羊水塞栓』と病理解剖で判明している」と主張。また、長女の障害についても「女性の診断結果とは関係がない」と主張している。
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尚、参考の記事は下のとおりです。
瀬戸内海放送 2007/03/05
http://www.ksb.co.jp/newsweb/indexnews.asp?id=18656
2005年、高松赤十字病院で入院中の妊婦が死亡したのは、病院側の誤診が原因で、死後にカルテも改ざんされたとして、遺族が主治医ら4人を刑事告訴していることがわかりました。このうち、当時の主治医は証拠隠滅容疑でも告訴されています。
告訴状によると2004年11月、高松赤十字病院受診した妊娠中の女性(30)に対して、主治医は帝王切開が必要な「全前置胎盤」の疑いと診断しました。しかし2カ月後、別の医師2人が自然分娩が可能な「低置胎盤」と診断し、その2日後、女性は病室で心肺停止状態で見つかり、死亡しました。さらに「前置胎盤か」と書かれていたカルテを女性の死後、主治医が「低置胎盤」の疑いがあるように書き換えたとしています。告訴を受けた香川県警は4人の医師や別の専門家から事情を聞くなどの捜査をしていて、近く4人を書類送検する予定です。高松赤十字病院では「捜査中なので一切コメントできない」と話しています。
羊水塞栓症で死亡した妊婦の遺族が「医療ミス」で提訴
メディアは「羊水塞栓症」を理解せずにミスリード
産科に病死は認められないのか
天漢日乗 2007-03-06
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/03/post_3651.html
=====以下引用です=====
ご遺族が病院側に不信を抱いたのは
カルテが書き換えられた
点にある。その点は理解できる。なぜ、高松赤十字病院は、
そんなことをしたのか、遺族に説明を尽くす必要がある。
しかしながら、カルテの書き換えと不幸にして亡くなった妊婦さんの死因の因果関係は、ないのではないか。
今回の死因とされる「羊水塞栓症」は極めてまれで、いつ起きるかわからず、しかも致命的な結果をもたらすことが多い。
詳しくは、以下に。
ある産婦人科医のひとりごと
2006/01/19 羊水塞栓症について
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2006/01/post_2ff9.html
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そのとおりですね。
羊水塞栓と前置胎盤(だろうが低位胎盤だろうが)は関係ありませんし。
本当に書き換えをしたのかどうかわかりませんが、意味のないところで。。。
と思われます。おかげで論点がわかりにくくなってしまいました。
でも病理解剖しておいて良かったですね。
これがなければ、死亡との因果関係でますますややこしくなったでしょう。
患者さんが亡くなったとしても、動揺しないでカルテだけは
いじらないほうがいいようです。公文書(赤十字なら私文書)偽造みたいな
罪があるみたいなので。。。
やはり、カルテ訂正はマズカッタ。
しかし、医療知識のないメディアがこれをよりどころにして、石たたきというのは、「ちがう」と思います。
投稿情報: akagama | 2007年7 月 3日 (火) 11:05