割と安定して、いい記事が多いのですが、ちょっと油断するととんでもないことを書かれます。
わかってない例:まあ、頑張れ。-3K新聞
S.Y.’s Blog 2007-04-04
http://d.hatena.ne.jp/shy1221/20070404/p3
わりとわかっている例:助産所、廃業の危機…産科医不足補うはずが
2007年3月21日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070321ik05.htm
「悪いけど、助産所が廃業するより、病院・診療所が潰れる方が影響が大きいんだよね。」
by補完 S.Y.’s Blog 2007-03-22
http://d.hatena.ne.jp/shy1221/20070322/p6
というお言葉は、私の脳内 「産婦人科、偉大なる先人たちの教え」 手帳の中でもひときわ輝いています o(^-^)o..。*♡
さてさて、医療クライシス。どうぞ!
ちなみに。もしも記事が見当たらなくなった時、念のため魚拓に記事アドレスを入れてみてください!みつかる事がありますよ。
魚拓( http://megalodon.jp/ )
医療クライシス:医師が足りない/3 奨学金枠、定員割れも
毎日新聞 2007年4月5日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070405ddm002100052000c.html
◇地方大医学部生、定着厳しく
「医師不在のため、外来の待ち時間が長くなっております。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください」。放送が流れる中、約50人の患者がじっと順番を待っていた。
本州最北端に位置し、マグロで有名な青森県大間町にある大間病院。同町には、歯科を除いて開業医が一人もおらず、風邪から手術までを、この公的病院が一手に引き受けている。常勤医師は4人。いずれも知事が指定する病院での勤務義務(9年間)がある自治医大出身で、丸山博行院長(35)以外は義務期間中の20~30代の若手医師だ。
外来患者は1日平均160人(05年度)。外来は午前8時半に始まり、医師のうち1人は、超音波などの検査にかかりきりになる。片道約1時間かかるむつ市の病院まで転送が必要な重症患者が出た場合は、医師が付き添うため、外来は医師1人で診ることもある。
午後は老人ホームの回診や往診があり、すべての業務が終わるのは午後11時ごろ。基本的に4日に1回のペースで当直も回ってくる。多くの医師は、義務の9年を過ぎると去っていく。丸山院長は「若さで激務を何とか乗り越えている」と厳しい表情で話した。
■ ■
国は昨年8月、医師不足が深刻な地域にある大学医学部と自治医大の定員増を認めた。対象の県は原則、10万人あたりの医師数が200人未満(04年)の県で、青森、岩手、秋田、山形、福島、新潟、山梨、長野、岐阜、三重の10県。08年度から10年間は定員を10人まで上乗せできる。政府は97年、「医師は過剰」を前提に医学部定員の削減に取り組むことを閣議決定しており、事実上、方針を変更した形だ。
ただし、各県には、卒業後に県内で一定期間働くことを条件にした奨学金の設定や、奨学金を受けた医師の卒業後の配置計画が求められる。奨学金の枠は医学部定員の半分の人数分を用意しなければならず、億単位の予算が必要になるとみられる。この対策で医師不足は解消できるのか。
04年の人口10万人あたりの医師数が173・7人で、全国最低水準の青森県。弘前大医学部は来年度から定員を10人増の110人にすることができる。
青森県は国の対策に先んじて、05年度から弘前大医学部の1学年25人を対象にした奨学金制度を設けている。特別枠と学士枠(各5人)は、1年次に年間約210万円、2年次以降は年間約170万円を貸与する。一般枠(15人)は授業料(年間約53万円)を貸与している。特別枠は卒後9年、学士、一般枠は卒後6年県内の病院で働けば返済免除になるが、一般枠は希望者が定員に満たないのが現状だ。
県医療薬務課医師確保・機能再編推進グループは「国の条件通り奨学金を定員の半分の55人分準備しても、借りたい人がどれぐらい出てくるのか」と疑問を投げかける。
福島県も03年から奨学金を設けている。県公立大学法人グループは「10人の定員増分は、確実に県内に残ってもらわなくてはだめ。奨学金が少ないと、卒業後に返済して県内に残らない可能性がある。月30万円を貸与する自治医大並みには出さないと意味がないが、無い袖は振れないので、奨学金の額を一律にせず差をつけることを考えている」と話す。
国の医師確保策の目玉として打ち出された医学部定員増。地方の医師不足解消につながる道筋は、まだ見えない。=つづく
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