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« 医療事故への業務上過失致死傷罪の適用の見直しが不可欠 | メイン | 「第三次試案」に関するパブリックコメント  by 東大医科学研究所 »

コメント

山口(産婦人科)

地方記事なのでネットに載らない可能性大と見て。中日新聞「ニュースを問う」本日版。まず見出し!
☆医師の「使命感」頼みの地域医療

★早急に労基法で保護を

 地方の医師不足が深刻だ。山深い長野県木曽郡で唯一の総合病院・県立木曽病院も、定員に届かないスタッフで住民の健康を守る。そこで働く医師たちの献身ぶりを知るほどに、医療崩壊の危機が間近にあることを痛感する。
 四月一日午前六時半。木曽町の地域バス出発式の来賓席に、木曽病院の久米田茂喜院長(57)がいた。三時間前に緊急手術を終えたばかりで、ほぼ鉄や。雪交じりの寒風の中、バスを見送ると、再び外来診療、夕方の新年度辞令交付式と長い一日が始まる職場へ戻った。

:35時間連続で仕事:
 病院の外科医師は院長を含め三人。その一人、小山佳紀医師(35)は、院長が35時間連続勤務を終えた1日夜、木曽町で二人が死傷した交通事故現場へ救急隊と一緒に出向いて処置し、翌日未明に帰宅。数時間の睡眠で出勤した二日は朝から病棟患者に対応した後、午後から院長らと直腸、肝臓の二件の癌手術に入った。予想外の出血もあり手術は翌日午前三時までかかった。
 中一日で再び、日付をまたぐ執刀をした久米田院長だが「これでもまだマシな方。こんな日が続く間の一週間が何度もあった。」という。「超過勤務手当も付かない院長が、休日出勤までして国の医療費削減にせっせと貢献している」とちゃかす部下に「はやりの『名ばかり管理職』だよ」と応じた。
 周辺都市部から離れた木曽地域。木曽病院は一昨年度まで県内の他の県立病院に例のない8年連続黒字という実績も残してきた。一方で常勤医師の数は定員より6人少ない20人。一人しかいない麻酔医の勤務例=表参照=(ここに2日間麻酔に入った手術の時間表がはいる)からも分かるように、医師たちの仕事は過酷だ。私生活をもささげている。
 久米田院長は松本市の病院にいた頃、週2回ほどは酒を楽しめた。木曽病院へ来てからの10年間、一滴も口にしていない。家族サービスも難しい。小山医師は「家族と旅行の約束はしない。計画が中止になったときの残念さを味わわせたくないから」という。
 神経内科の井上敦副院長(53)は、三時間以内の治療が必要な脳梗塞患者に対応するため、休みの日も常に病院の近くにいる。それでも「よくなった患者さんから、ありがとうと言われるのがうれしい」。内科の飯嶌章博副院長(42)は「大学入試の面接では何となく『地域医療に貢献したい』と答えたが、現場で感謝され、達成感を得るうちに、本当に心からそう思うようになった」。

:悪循環を絶たねば:
 しかし、医師が使命感という”点滴”を自らに打って奮闘しても、体力には限界がある。若い小山医師でさえ「フラフラで患者さんを診るときもある。今後も病院での治療に携わりたいが、今の状態を十年二十年と続けられるかは自信がない」という。「都市の病院へ去る医師もおり、残る医師の負担が増す。今の地域医療は医師の聖職者意識に頼りすぎている」と久米田院長。木曽病院で懸命に働く医師を見て私が訴えたいのは、単純なことだ。
 勤務医を労働基準法の保護下に戻す手を早急に打つべきだ。こんな過酷な勤務を命を預かるバスや電車の運転士に強いたらどうなるか。このままでは勤務医は疲れ果てて辞めていく。残るものにはいっそう過重労働が科される。最初から地域医療に背を向ける医師は増えるだろう。悪循環を何とか絶たねば。

 少なくとも記憶にある限り、一般紙で「医師の労働基準法違反な働き方」について触れた記事は初めてではないでしょうか。本当は医師も労働基準法の保護下にあるんですけどね。言わないだけで。
森木 幹哉(木曽通信局)記者、いい仕事しています。まるまるコピペだと問題かも試練けど、ほめていると言うことで許して。

僻地の産科医

ありがと!!
明日のせるね!本文に。

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