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（投稿：ｂｙ 白熊もどき）
なんだか最近インフルエンザが爆発的に流行してきていますね。
皆様インフルエンザワクチンを打ちましたか？
今日は患者さん何人からか質問のあったワクチンについてお話していきたいと思います。
日本はワクチンについて過小評価されています。
確かにワクチンを打つと、さまざまな副作用が出る確率があります。
でもワクチンをうつような疾患って、結構重症になって死亡率が高い疾患や、重い合併症や症状、後遺症を起こす可能性が高いものなんです。
かかったときのリスク（死亡や重篤な後遺症） ＞＞ 副作用のリスク
となるわけでワクチンを打つように、医療関係者はすすめているんです。
でも、日本のマスコミはこの法則に気がつかず、ワクチンを副作用について声高に叫んでしまってしまい、さらに弱気な厚生労働省が確実に打つような方策をとらないので、日本人のワクチンを打つ確率は、他の先進国に比べて著しく低くなっています。
最近、若者にはしか（麻疹）が流行しましたが、日本ははしか（麻疹）の輸出国と他国に非難されています。それは日本人のワクチン接種率が低いから・・・。
先進国としては恥ずかしい状態なんです（＞＜）。
インフルエンザに関しても同じように言えます。インフルエンザは風邪と症状が似ていますが、死亡率はかなり高い病気です。今は栄養状態が良くなって、昔ほどの死亡率ではありませんでしたが、現在でも死者は結構でています。また、最近は非常に死亡率の高いインフルエンザが流行るのではないかと危惧されています。
インフルエンザの予防接種を打ったからといって、必ずしもかからないというわけではありませんが、軽症化すると考えられています。
ワクチンをうって副作用が出る可能性は確かにあります。
でもそれでもワクチンを打つ方を私はおススメします。
予防してるから大丈夫と思うかもしれませんが、ワクチンをうつような疾患は非常に感染力が強いのです。麻疹も空気感染ですし、インフルエンザも密閉された空間にいたら感染する可能性があります。
小さなお子さんや、お年寄りがいる家庭では、出来ればインフルエンザの予防接種は毎年うけておいた方がいいと考えています。
大体、日本の厚生労働省は甘いのよ～～～。日本脳炎のワクチン接種の副作用が結構重篤だからってポスターに「蚊に刺されないように」って・・・。
蚊に刺されなかった夏なんてないし、大体ワクチンの副作用の発生率より、日本脳炎の死亡率や後遺症の方が怖いのにぃぃ（＞＜）。
要はワクチンは
かかったときのリスク（死亡や重篤な後遺症） ＞＞ 副作用のリスク なんです。
こんなニュースもあります。
幼稚園児へのインフルエンザ・ワクチン接種を義務化
医師の一分 2007/12/09
http://kurie.at.webry.info/200712/article_15.html
それから軽い風邪なんかは小さいお子さんにかかると確かにかわいそうですが、でもそれで免疫力をつけて強い子にしていく過程なのですから、あまり気にしなくっても大丈夫ですよ。
すでにＡ型に罹患して、家族総討ち死にしました。ワクチンを打つ寸前でしたが・・・。
投稿情報: 一産科医 | 2007年12 月 9日 (日) 21:41
厚労省にも、国民の多くにもインテリジェンスがないのでしょう。
ヒブもまだですしね。
投稿情報: せんせい ありがとう♥ | 2007年12 月10日 (月) 10:16
一産科医さん、お気の毒でしたね。
今年は非常に早くって、インフルエンザをうつタイミングが難しいですよね。
早く回復されることをお祈りしています。
投稿情報: 白熊もどき | 2007年12 月10日 (月) 10:17
分かりやすかったです！
スッキリしました。
これからも、毎年、接種します!(^^)!
投稿情報: たか | 2007年12 月11日 (火) 03:41
＞せんせい ありがとう♥さん
厚生労働省はなんだか、なんでもかんでも後手後手になっている気がします。
医師不足も深刻に受け止めてるのかしらって現場では思ってしまいます。
「事件は現場で起こっているんだ！！会議室で起こっているんじゃない！！」って私も言いたいです。
投稿情報: 白熊もどき | 2007年12 月11日 (火) 17:32
＞パンさん
なんてこと！！せっかくそこまで動いてくださったのに。
変な説明会まで・・・。
がっくりきますね。
投稿情報: 白熊もどき | 2007年12 月11日 (火) 17:35
＞たかさん
ありがとうございます。そういって頂けると嬉しいです。
一地方の、地元密着型の内科医なのでわかりやすく、皆に医療の事をわかっていただけるよう頑張っていきたいです。
投稿情報: 白熊もどき | 2007年12 月11日 (火) 17:37